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計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan)
 
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計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan) [単行本]

神成 淳司 , 宮台 真司
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

現代に生きる我々の生活はITのおかげで随分と便利になった。
それはもう、人間が考えることを必要としないほどまでに進歩しようとしてい
る。そしてついには、人間の最後の砦でもあり人間の人間たる存在の証しともい
える予測不可能で計算不可能な心の動きや感動までも、気づかぬまま制御されつ
つある。我々は完璧なまでに設計されたそんな「心地よい」生活や社会の中に
安心して身を委ねていいのだろうか。生活や社会を設計しているITアーキテク
トの資質に左右される時代が、確実に近づきつつある。であるからこそ、設計者
に求められる資質が問われる。であるからこそ、設計者が寄り添う理念がいかな
るものかが問われる。設計者の資質とは、役割とは、限界とは!? 先鋭の社会
学者と気鋭のITアーキテクトのコラボレーションによって初めて可能になっ
た大胆な問題提起と提案。日本のITは確実に新段階に入った!

内容(「MARC」データベースより)

コンピュテーションにおける人間の必要性、コンピュテーションによる社会システムの再構築について、アーキテクトと社会学者が紙上対談。現実社会とITの関係性、今後の方向性に興味を持つすべての人におくる一冊。

登録情報

  • 単行本: 295ページ
  • 出版社: ウェイツ (2007/4/14)
  • ISBN-10: 4901391801
  • ISBN-13: 978-4901391801
  • 発売日: 2007/4/14
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 220,586位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.7 (7件のカスタマーレビュー)
 
 
 
 
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 神成氏がすごい!, 2007/10/29
By 
哲学する河童 - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
This review is from: 計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan) (単行本)
社会学者・宮台真司氏と、ITアーキテクト神成淳司氏の対談を本に直したもの。

本書のメインテーマはタイトル通り、「計算不可能性をいかに計算的に設計するか」ということ。

IT技術の発達によって便利になったのは良いが、なんでもかんでも計算可能・予測可能な世界になってしまうとそれと引換えに「感動」も失われてしまう。予測可能なのだから。
そうならないために、ITアーキテクトは「計算不可能」なシステムをデザインすることを目指さなければいけないというわけだ。

本書を読み進めていく間何が一番面白かったのかというと、神成氏の優秀っぷりだ。
ITアーキテクトでありながら、人文科学系の話にもついていって良く勉強してるなあと感心したし、さらにそれを自分の専門分野で語り直すこともできる。
宮台氏もその優秀っぷりを絶賛しているし、ほんと惚れ惚れするぐらいの切れ者である。正直ファンになった(笑)

ITとこれからの現実社会の関係について興味がある方はどこをとっても面白い話ばかりなのではないだろうか。素晴らしい一冊である。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 噛み合わない議論から得られるもの, 2007/6/22
This review is from: 計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan) (単行本)
二人の「全体性」をめぐる議論はかみ合わない.宮台が「全体」に言及するとき,神成氏は「部分」を答える.神成氏の応答は常に宮台の言説の「部分」に対応している.例えば宮台の「オリジネーター・サクセサー問題」は,神成氏によって「オーナー社長とサラリーマン社長」という,より安全なフレームに回収されている.これでは「新しく始めること」が議論から抜け落ちてしまう.

議論の後半では,宮台の全体性への言及を神成氏が部分的に受けたものを,宮台が引き取り,これを全体性への言及へと転ずる,といういわば「再帰的」なコミュニケーションが繰り返されている.宮台はこの一連のコミュニケーションを通じて,IT技術者には,全体性への視座が存在しないことを摘抉して見せている.神成氏が,システムの全体に目配りをする「アーキテクト」のうち最も優れた者(天才)であるにも関わらず,自らの視座の不在に最後まで気がついていないことが,よりこれを際だたせている.

神成氏が(ネタとして)自覚的に振る舞っているかは微妙だが,我々IT 技術者の視座の不足を的確に指摘していること,また,この視座からは豊富な問題系が得られそうなことから,特に IT技術者には読んで欲しい一冊となっている.
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22 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「建築家と社会」の関係と対比しつつ, 2007/5/12
By 
misora - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
This review is from: 計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan) (単行本)
「ITアーキテクトと社会」との関係を、「建築家と社会」の関係と対比しつつ読み進めました。

たとえば、山本理顕・隈研吾らの先鋭的な建築家が、住居設計において意図的に家族変化の最先端を探ってきたように、ITアーキテクトの提示する情報システムにも、設計者の社会観が反映されるということが本書の目のつけどころ。いや、住居や建築以上に、IT環境の変化がわれわれ生活者にもたらす影響は強大であることは、実感済みです。

 神成氏については、まったく存じ上げなかったのでググってみたら、「情報社会のデザイン」というシンポジウムのページに辿り着きました。必見。氏は、このシンポジウムのオーガナイザー。ほっほう。すなわち、IT社会の変化を最前線で探りつつ、実際に構築できる立場におられる方だということ。おもしろい!とりわけ、今までの常識を覆すような、地域社会コミュニケーションのあり方を、個人的には期待したいところ。

 かつて、社会を変えたいという願いもった優秀な人物が建築家として華を咲かせたように、この先はITアーキテクトが社会を牽引していくんだろうか?いかに!? IT門外漢にとっても、なりゆき「要ウォッチ!」でしょう。

 対談の中身は、やや冗長。ささっと読み飛ばせます。それでも、宮台氏の分解力、構成力、ネームバリューあってのエキサイティングな一冊だと思います。 
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