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36 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
文章を書くことについての意欲をかき立てられる,
By 掬水 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 言語表現法講義 (岩波テキストブックス) (単行本)
新聞の書評で関川夏央氏が「大学にも人材はいるのだ」と絶賛しているので読んでみました。いってみれば大学生の作文教室の記録のようなものです。文章の「うまい・へた」の評価は、多分に主観的な要素が含まれますが、筆者は自分自身の評価軸を基礎として何とかそれを客観的に表現しようと努力しています。とかく、好き嫌いとか趣味の問題として分析するのをあきらめてしまうような事柄について、あえて正面から取り組んでいるところがすごいと思います。 単なる理論でなく、具体的に実際の学生の作文を紹介しながら、文章が生きたり死んだり、書くことが考えることにつながる瞬間を切り出すところに大変迫力があります。 もちろん、これを読んだからといって直ちに文章表現の技法が身につくわけではないでしょうが、文章を書くことについての意欲をかき立てられる本です。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
魂に響く希少な文章の本,
By 迷亭先生 (東京都世田谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 言語表現法講義 (岩波テキストブックス) (単行本)
中身のぎっしり詰まった素敵な一冊です。心の奥に手を入れられてギュッと掴まれる。これほど魂に響く文章の本はなかなかお目にかかりません。 著者が鶴見俊輔氏の言葉として紹介している文章に大切な要素は一に誠実さ、二に明晰さ、三に分かりやすさ。この本自体が最高の見本でしょう。 間違えたり、人を傷つけたりする恐れがあっても、まずは自分が感じたことから出発する大切さ。書くというのは知識を伝えるのではなく、考える過程であるということ。フィクションはなぜ必要なのか。書くという行為の核心を突いた問題に誠実に答えています。 著者は「感動そのものを書くことはできない」と言います。「できるのは、その感動のなかで何かを書くことだけだ」と。この本の読後感も伝達不可能ですが、いったんあきらめたところに書くことが出てくることがある、かもしれない。これもこの本にあるアドバイスです。
20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
脱文章読本的書き方を志向する全ての人に,
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レビュー対象商品: 言語表現法講義 (岩波テキストブックス) (単行本)
加藤典洋初期の著作である。大学での表現法講義を再録したような、柔らかい筆致で、ことばを取り巻く諸々の事象を平明に語っていく。「べき論」優先のマッチョな文章読本や小論文入門とは一線を画した、今を生きる「書き手」のための概説書である。国語教師だけでなく、英語教師も是非とも読むことを勧める。
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