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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
内容5つ☆、構成・レイアウト3つ☆,
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レビュー対象商品: 言語学の専門家が教える新しい英文法―あなたの知らない英文法の世界 (単行本)
英文法書では必ずしも解説が充実しているとは言えない事項を押さえ、懇切丁寧に説明がある。例えば、 「It---that--の構文で、なぜある時はthatが省略できて、ある時はできないのか?」(普通の文法書なら、「省略できるthatは括弧書き」位しか書いていない。) 「どういうものがどういう場合に文末に移動できるか」(まず普通の英文書では見たこと無い。)等の説明は、これまで全く意識していなかったことで新鮮であり、本文の内容は評価できる。こうした専門書と学習参考書の橋渡し的書籍は数が少なく、市井の学習者には大変重宝する良書だと思う。 一方、目次を含め、全体としてどこに何を書いているのかがわかりにくく、後で検索が難しい構成になっている気がする。目次の修正まではいかなくても、要所要所に囲み記事でまとめを書くとか、最後にエッセンスをまとめた頁を作るとかの着意があると、わかりやすい英文法サブテキストになるのになあと感じた。 気さくな感じで話は進められ、概ねわかりやすい説明にはなっている。読者の好みは千差万別だろうけれど、この手の本を手にして真剣に読む人達は、なるべく頭を整理したいと思っているのではないだろうか。それを考えると、もう少し構成やレイアウトに配慮した方が良かったなあと思う。
24 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ことばの背後には整然とした一般性が隠れていることを教えてくれる,
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レビュー対象商品: 言語学の専門家が教える新しい英文法―あなたの知らない英文法の世界 (単行本)
日本語を母語としている人が外国語として英語を勉強しようとしても、なかなか母語話者に近づくことはできません。英語で文を作ったりするときのもどかしさ、不安の第一はそこにあると思います。しかし文典を紐解いても、「これらはほぼ同じ意味である」と書いてあったりして、こちらとしてはその「ほぼ」のところが知りたいのに・・・よりどころとしている文典がそうであると、こちらのむずむずした感じは増すばかりです。現在すすめられている理論言語学は、ある言語を母語とする人の、その言語の状態がどのようなものであるのかを調べようとしていて、その知見はどんどん蓄積されています。安井稔先生の文法書(この本でも紹介されている)などはそのような知見も盛り込んでいますが、どちらかというと専門書といっていい本ではないでしょうか。言語学を専門としているわけではない、しかし日常的に英語に触れて、自分の英語力を高めたいと思っている人にアクセス可能な本には、表現集のようなものしかないのが現状だと思います。 この本は、理論言語学の知見を紹介しながら、そのような英文の構造の背後にある理・一般性を説明してくれています。そしてそれが文典というよりは通読しやすい形で書いてあります。例えば否定倒置と疑問文の共通点(そして相違点についても)を示しているため、文典を丹念に読んでパタンを覚えているものの、「なぜそうなるのか」「これはここでしか使えないことなのか」という点にもやもやを感じている人や、「理屈がわからなければテコでも動かない」というタイプの人におすすめだと思います。 また、英語を勉強していると日本語のことも気になってくると思うのですが、「第7章 動詞を分けてみよう!」は動詞の日英対照にもなっています。動詞の性質は勉強してもしつくすことがない領域だと思いますが、そのような頂きの見えない登山の一つの案内の役割を果たしています。この視点はまた、英語だけではなく、新しく外国語を勉強するときにも役に立つでしょう。 そして、英語の特徴である、文末に大事なことをおく、という点について、様々な例を挙げて示してくれています。本書の「まえがき」にある、ちょっとダメな文の提示がここではよく効いている、と感じました。 総じて軽妙で面白いし、筆者がいうように説明の「寸止め」が効果的だと思います。思考法を知った読者は自分なりに考えをすすめるかもしれませんし、またさらに読むべき本として挙げてある安井先生の本などへの関心が生まれそうで、この本で英作文への関心が増すだけではなく、生成文法への関心を持つ方もでてくるかもしれません。ある高校の英語の先生に「使役文で原形不定詞の動詞を使うのはなぜですか」と質問されたことがあります。これは生徒さんにそんな質問を受けたからだそうです。知覚動詞構文でもそうですよねー、とお茶を濁してしまいました(これに関連する話題については「第10章 小さい節」の「05 小節と主観性」をご参照ください)。しかし高校生でも真剣に英作文に取り組む人はやはりこのようなことに関心をもつのだなー、と思った覚えがあります。大学生のみならず、理論理性に目覚めた高校生ならば、知的興奮を持ちながら読むのではないでしょうか。 ただ一つ無い物ねだりをすると、視覚的な刺激がちょっと足りない気がします。確かに説明でよくわかるのですが、多少言語学をかじったものとしては、頭の中で若干行間を埋めながら読んだという印象があります。でもこれは本当に無い物ねだりで、どんな視覚的刺激が必要かはわかりませんが・・・
11 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新しい英文法への第一歩,
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レビュー対象商品: 言語学の専門家が教える新しい英文法―あなたの知らない英文法の世界 (単行本)
英語学の知見を取り入れた入門系参考書。あらゆる分野を網羅してるわけじゃないけど、 英語を勉強していくと気になってくる箇所を上手に取り上げてあります。 文法の細かい点が気になる人は是非読んで頂戴。 他にも英語学の知見を取り入れた文法書はあるけど、 これが一番カンタンでわかりやすい。 これを読んで、英文法の統語的な面を勉強してみよう。
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