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言語哲学大全2 意味と様相(上)
 
 

言語哲学大全2 意味と様相(上) [単行本]

飯田 隆
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ウィトゲンシュタインの『論考』からクワインまで。論理実証主義の主要テーゼの一つである規約主義の成立と解体のドラマを追い、20世紀哲学の総決算をめざす。

登録情報

  • 単行本: 287ページ
  • 出版社: 勁草書房 (1989/10/30)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4326152273
  • ISBN-13: 978-4326152278
  • 発売日: 1989/10/30
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
一巻目に引き続く力作。基調は非歴史的考察であるが、論理実証主義の歴史などは軽くわかる。アリストテレスの必然性から始まり、数学にどのような位置づけを与えるかという問題が生まれる。そして、ヴィトゲンシュタインや論理実証主義から、クワインにいたるまで、提示された解決策が検討されていく。一巻に引き続き、文章は平坦ではなく味がある。平明だが、安直ではない。もう少し分厚くてもよかったのではないかと思うくらいだが、三巻目とセットなので・・・。
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
哲学、論理学等非専門の一読者の感想です。
 
 個人的にはI巻に比べ、何となくでも「哲学をやってるなー」と感じることができました。
(私は哲学的議論がちょっとはできるようになりたい単なるディレッタントなので、お詳しい方々からは「まだお前などのレベルでは不届きだ!」とお叱りを受けそうですが)
 
 本書の内容はまず、必然と可能、といった様相概念の導入を皮きりに、序章はカントとJ.S.ミルの考えの紹介で終わります。
そういった議論を踏まえ、ウィトゲンシュタイン著の『論理哲学論考』でのアイデアと論理実証主義の規約主義、およびクワインの規約主義に対する反論、
経験主義の二つのドグマは何を語っているのか、などといった本書の主軸の議論が展開されます。

 *の印がついている節がいくつかあるのですが、著者曰く、それらは幾分議論が複雑と。
しかし複雑というか、読んでみてある程度の(たとえばメタ論理の)予備知識および本文の議論自体に対する高度な読解力が要求されると分かりました
(この程度の議論の難易度ならば、哲学ご専門の方にとっては普通なのかもしれませんが・・・)。
特に、クワインの章の*印の節(飯田氏の考えが説かれている個所ですが)は、少なくともこのレビューを書いている時点ではちゃんと理解できているか自信がありません。
 
 全般として、I巻よりもスリリングかつエキサイティングな体験をさせて頂けました。またちゃんと読み返したい内容の本です。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 第1巻につづき,わたしのような哲学音痴のかた向けに紹介させてください。本巻も読んで楽しかったので,不正確きわまりないですが。本書ではこんなことが議論されてます(第1巻を読んでなくても読めます)。

 科学について何か考えを言葉で表現するとき,その言葉で表現された考えが正しいかどうか,何を根拠に判断されるのか。

 意味をとりづらく,正誤を判断しにくい長く入り組んだ文でも,単純な文の組み合わさったものとして,分解してみることができる。単純な文については,経験あるいは科学の実験などから,正しさは一目瞭然にわかるだろう。あとは,単純な文の組み合わせ方が正しいかどうかを見ればよい。という考えはどこまで適切か。

 「すべての人間は男性または女性である」という文は,経験を離れても,正誤を判断できるか。言葉の定義と文法だけから,その文は正しいと言える。つまり,言葉の決めごととして,正しいと言える。という考えはどこまで適切か。まったく経験を離れた言葉の定義や文法などありうるか。
 さらに,日本語でも英語でもその他の言語でも,どんな小さな単純な文(主語-述語)であっても,それだけを全体から切り離して,正誤を論ずることはできるか。「生きている人は死んでいない」なども,命,人,生死,動物などからはじまって,全体のなかで,他の言葉との諸関係においてのみ理解され,しかも,単語と文および単語から文が形成される規則は相互関係にある。だから単語や文や文法の正誤は言語全体からしか判断できない。という考えはどこまで適切か。

 以上のような議論が問題を引き起こした結果,「様相論理」が登場するらしい(下巻)。

 ウィトゲンシュタイン,論理実証主義などの言葉は知っているし,興味あるけどどうも苦手そうだ。現代哲学はどうもねえ。という人にもおすすめです。

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