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言語哲学大全1 論理と言語
 
 

言語哲学大全1 論理と言語 [単行本]

飯田 隆
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

現代の英米哲学の中枢を占める言語哲学の入門シリーズ第I巻。本巻では古典でありながら現在も生きているフレーゲとラッセルの理論を分り易く解説する。

内容(「BOOK」データベースより)

フレーゲとラッセルに始まる現代の言語哲学、そのエッセンスを分りやすく集約する。

登録情報

  • 単行本: 266ページ
  • 出版社: 勁草書房 (1987/10/20)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4326152001
  • ISBN-13: 978-4326152001
  • 発売日: 1987/10/20
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By JBHHLW
形式:単行本
20年ぐらい前の本ですが、この本(シリーズ)が出版されて初めて、フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタイン、クワイン、デビッドソン・・・・と続く英米の現代哲学、言語哲学が日本でも広く理解されるようになりました。
これ以前は、英米の現代哲学で議論の中心になっているものを理解するのが大変でした。
当時、日本語で読めるものは、ほとんど機械的な直訳や、底の浅い紹介論文や、したり顔の入門本がほとんどでした。ウィトゲンシュタインの「お言葉」を引用して、後は具にもつかない話で埋めて、これが現代哲学の最先端みたいな本に辟易していました。
学生が一人で原文読んでも高が知れてますし、大学で変な教授にでもついたら、大変な時代でした。「誰を信じればいいんだ?」と言う感じでした。
この本から始められた世代の人(研究者も含めて)は著者に感謝しましょう。その意味では、日本の現代哲学界の底上げを果たしたと言えます。説明は丁寧ですので、初心者、独学者にもいいかもしれません。内容が難しいのは当然ですね。
当時、このレベルの内容が書ける人は、少なくとも後一人はいたと思いますが、続編も含めこのボリュームで書いたということは、著者の心意気を感じます。それはトマス・アクイナスの「神学大全」に因んだタイトルにも現れています。
著者の話として、こんな事を聞いたことがあります。
「一流の哲学者になろうとしたって、よほどの天才でもなければ、何にもならない。そんなこと考えるより、真面目な二流の哲学者になりなさい。真面目な研究は後世に何がしかの成果を残せるものだ。」
いい意味で、哲学教師ですね。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本は、フレーゲとラッセルを扱うが、その著作の解説本ではない。
悪く言えば、著者(飯田隆)のバイアスがかかっているといえるだろうが、決して悪質なものでない。
というのも、著者も本文中で述べていることだが、現在の言語哲学の研究のレベルからいって、フレーゲ、ラッセルの著作から誤り、矛盾点を指摘することはさほど難しくないという。そうした中で、フレーゲ、ラッセルの著作を改めて目を向けるとなると、整合性のある部分を取り出し、或いは矛盾点を解消し、現在でも通用する理論に作り替える必要があるだろう。
この仕事は大変な作業であるし、実際殆どなされてこなかったそうだ。本書で著者はこの仕事をしている。その際、フレーゲ、ラッセルの改良版を第一に提示するのではなく、著作を見ていくとどのような矛盾点にぶつかるのかを丁寧に示し、加えて、どのような改良をすればよいのかを論理的に解説している。さらに、現在におけるそれらの理論の位置づけまでも紹介していくれている。まさに、著者の研究をダイジェストで追体験できるような書き方になっている。

本書は非常に丁寧に書かれているといえるだろうが、それは簡単であることを意味しているわけではない。読むたびに新しい発見、理解がある本であるように思える。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
名実ともに 2006/3/19
形式:単行本
まず、『言語哲学大全』というタイトルにガツンとやられました。この本の大きさで「大全」とは、著者の良識はいったいどうなっているのかと。著者の気宇の大きさによるものか、はたまた、実は狭量であることをカモフラージュするための仕掛けによるものか計りかねましたが、本を繙くと、そうしたことはどうでもいいことに気付きました。いささか粘着質な文体ではあるものの、それが功を奏してか、綿密な解説が展開され、哲学の素人にも付いていけるのは、ひとえに著者の力量かと思われます。フレーゲとラッセルを扱ってはいるのですが、フレーゲに多くのページが割かれており、バランスは崩れていますが、それをカバーするだけの内容があります。
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