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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
記載内容の偏り,
By SHU (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 言語世界地図 (新潮新書) (新書)
言語学への扉としては悪くないと思うが、各言語をしっかりとまとめきれていなく、情報が散乱しているといった感もある。また、最近はありがちだが、アラビア語圏(トルコ語の箇所にもあったが)の文化紹介の中に、唐突に「一部のイスラム教徒による暴力的活動が、国際的に重大な問題を引き起こしているのは事実である P154」などといった記載が見受けられたりする。間違った記載とは言うつもりはないが、「だから将来の相互理解のためにアラビア語を学ぼう」といった結び方もないため、こういった内容を唐突に書くことの意図が不明確だ。他にもこういった前後の文脈とマッチしない意図不明の文化紹介が散在しているのが、本の質を下げている。いろいろな言語や文化をまとめて「言語学概説」を書く人間にありがちな得意不得意の様相が、この本では文化紹介の記述にはっきりと表われている。 新書だから単語や内容がとても簡単だというわけではない。この本を読める人ならば、この本を選ばずに、大学の教科書的な本を選んだ方がいいかもしれない。この本のよい点は、サイズが小さいことと安いことだ。
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
やっぱり,
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レビュー対象商品: 言語世界地図 (新潮新書) (新書)
筆者は「一定の地位を持ちながら使用されている言語はすべてとりあげたつもりです」と書いていますが、 ユーラシアに偏り過ぎていて新鮮さは少ないです。 アフリカはスワヒリ語(しかも若干怪しい)と南アフリカだけ、 アメリカはケチュア語とケベック州(と白人英語)だけ、 オセアニアは全く触れられていません(豪州英語が少しだけ)。 ロマンス語プロパーの先生なので仕方ないのですが、 他の本であんまり紹介されていないような言語を もっと紹介できないのかなと思いました。
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
読ませる言語コラム,
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レビュー対象商品: 言語世界地図 (新潮新書) (新書)
1言語たった4ページしかないのに読ませる。しかも46という取り扱い言語数の多さ。「言語世界『地図』」というだけに、各言語ごとに話者分布の地図が付されていて感心。毎回、言語の特徴をだらだらと書くのではなく、言語にかかわる、政治、文化を織り交ぜて書いているのが面白い。大言語の欄では、大言語へと出世した歴史を描いたり、小言語では、その国の説明から言語の特徴を書いている。ベルギーの「言語戦争」の話も出てくるのだけど、セルビア・クロアチア語など、政治が言語を決め、言語は政治を決めるケースも外国では往々にしてあるのだなということだ。文法の説明はもう少し深くやって欲しかった気もするけど、各言語で特徴的な文法についてはそれなりに説明されている。個人的には、バスク語に出てくる「能格」の機能がきちんとわかって良かった。
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