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言語―ことばの研究序説 (岩波文庫)
 
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言語―ことばの研究序説 (岩波文庫) [文庫]

エドワード サピア , Edward Sapir , 安藤 貞雄
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

アメリカの言語学者・人類学者エドワード・サピア(1884-1939)の言語学概論.第1章「言語の定義」から第11章「言語と文学」まで,広い学問的視野と深い透察力に根差した,極めて示唆に富む見解が展開されるとともに,言語学の基礎的知識について要を得た記述がなされ,今日も優れた入門書としての価値を失わない.

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカの天才的言語学者サピアが、天馬空を行くような想像力と透徹した洞察力をもって、言語の特質、言語と思考の関係、言語の要素、言語の音声、文法的過程、文法的概念、言語の類型、言語変化、音法則など、言語学の諸問題を原理的に考察し、さらに言語と人種・文化・文学とのかかわりに説き及んだ言語学入門。

登録情報

  • 文庫: 454ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1998/11/18)
  • ISBN-10: 4003368614
  • ISBN-13: 978-4003368619
  • 発売日: 1998/11/18
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
 この本はアメリカ構造言語学の本です。しかし、いわゆるブルームフィールドらの構造言語学とは違い、柔軟な感じを受けます。これは著者エドワード・サピアの感性が反映されているからかもしれません。

 第1章で彼は言語とは何であるのかを定義し、言語学の対象は何かを提示します。第2章では言語は何からできているのか、その構成要素を列挙していきます。第3章では言語の音声面について説明します。第4、5章では言語の形式面を扱います。第6章では言語の類型論について、彼なりの枠組みを提示します。第7、第8章は編流という概念をもとに言語の歴史的変化について記述します。この2章は本書の読みどころに1つだと思います。第9章はある言語が他の言語に影響を及ぼす際にどのようなことが生じているのかという問題について考察をしています。第10章では言語と人類と文化を明確に切り離し、文化が違えば言語も違うなどといった主張の問題点を考えます。第11章は言語と文学の関係についてです。この章も読み所の1つで、著者の言語における感性の所産とも言える章です。
 アメリカのチョムスキー以前の言語学と言うと、ひたすら構造面のみを追及する静的な言語論の印象を持ちますが、本書は編流という概念に代表されるように非常に動的な言語論です。原本は1921年の出版ですが、今読んで見ても非常に得るものが多いと思います。

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形式:文庫
形態類型論の基礎から神髄まで,1921年刊のものとは思えない,充実の内容です。
専門外の方がお読みになっても,十分楽しめるかと思います。
学界の最先端からすれば,もはや古典的な分類なのかもしれませんが,
未知の言語を観察するにあたっては,いまだに本書の記述方法を参考にしています。

と言いつつ、原文で読んだときは,恥ずかしながらなかなか理解できませんでした。
こうして偉そうにレビューが書けるのは,完全に訳者のお蔭です。
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By JBHHLW
形式:文庫
英米の言語哲学の本に必ず出てくる「サピア・ウォーフの仮説」で有名なエドワード・サピアの本です。ついでにウォーフの本も読んでおきましょう。

サピア・ウォーフの仮説とは言語の概念構造によって世界の見方が異なるという主張です。これは哲学で言うと、ウィトゲンシュタインの論理形式や生活形式、クワインの概念図式という考えに対応するものです。科学史で言えばクーンのパラダイムですね。今となっては当たり前で、目新しさはありませんが、この考えは当時哲学界に衝撃を与えました。哲学の場合は世界そのものが異なることになりますから、大変です。所謂、哲学の言語学的転換って言う奴です。

哲学もそうですが、言語学においてもこの後チョムスキーの生成文法なんて理論展開がありますが、テクニカルな精緻化であって、新たなパースペクティブってのはないですね。経済学のコンドラチェフの波を信じれば、そろそろ何かあってもよさそうですが・・・

21世紀も始まったばかりですから、気長に待つことにしましょう。
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