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第1章で彼は言語とは何であるのかを定義し、言語学の対象は何かを提示します。第2章では言語は何からできているのか、その構成要素を列挙していきます。第3章では言語の音声面について説明します。第4、5章では言語の形式面を扱います。第6章では言語の類型論について、彼なりの枠組みを提示します。第7、第8章は編流という概念をもとに言語の歴史的変化について記述します。この2章は本書の読みどころに1つだと思います。第9章はある言語が他の言語に影響を及ぼす際にどのようなことが生じているのかという問題について考察をしています。第10章では言語と人類と文化を明確に切り離し、文化が違えば言語も違うなどといった主張の問題点を考えます。第11章は言語と文学の関係についてです。この章も読み所の1つで、著者の言語における感性の所産とも言える章です。
アメリカのチョムスキー以前の言語学と言うと、ひたすら構造面のみを追及する静的な言語論の印象を持ちますが、本書は編流という概念に代表されるように非常に動的な言語論です。原本は1921年の出版ですが、今読んで見ても非常に得るものが多いと思います。
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