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言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書)
 
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言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書) [新書]

山鳥 重
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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言葉と脳と心 失語症とは何か (講談社現代新書) + 失語症のすべてがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
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商品の説明

内容説明

著者は、日本の失語症研究を1970年代から率いてきた第一人者です。
失語症による言語障害といっても、人によって実にさまざまな症状の表れ方があります。また、「この症状の場合は脳のここの部位が損傷をきたしている」ということまではおおよそわかっても、「では、なぜ、その損傷が言語機能に影響するのか?」ということについては、いまだ曖昧なままです。
40年以上、さまざまな患者さんに接し、研究に携わるなかで、著者は、「人の<思い>が、どのように心の中で<像>をつくり、<音>と結びつき、<ことば>になり、発せられるのか」ということの追究も重要ではないか、と考えるようになりました。そのような考えを、経験を通してわかりやすくまとめたのが、本書です。
「ことば」に関心を持つあらゆる方に読んでいただければ幸いです。

【目次】
プロローグ――失語症を通して言葉を考える
第1章 名前がわからなくなるふしぎ――健忘失語
第2章 発話できなくなるふしぎ――ブローカ失語
第3章 聞いた言葉が理解できなくなるふしぎ――ウェルニッケ失語
第4章 言い間違いのふしぎ――伝導失語
第5章 脳の右半球と左半球のふしぎ――空回りする言葉
エピローグ――言葉と心の問題を考えてきて

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山鳥 重
1939年、兵庫県生まれ。神戸大学大学院医学研究科修了。医学博士。1969年‐1972年、ボストン大学医学部ニューロロジー教室のレジデント・プログラムに在籍、ボストン・ヴェテランズ・アドミニストレーション病院で失語症など高次脳機能障害の臨床に従事。以来、神経内科医として失語症の診察、研究にあたってきた。神戸大学医学部精神神経科助教授、兵庫県立高齢者脳機能研究センター所長、東北大学大学院医学系研究科教授、神戸学院大学人文学部教授などを歴任。専門は、神経心理学、失語症・記憶障害などの高次脳機能障害(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/1/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062880857
  • ISBN-13: 978-4062880855
  • 発売日: 2011/1/18
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ビブリオン トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
失語症は、発達障害や認知症ではない言葉の障害です。5つの症状に大別できるそうです。1.名前を理解できない。呼び出せない。2.言葉が出ない。3.言葉が理解できない。4.わかっているのに、正確に話せない。5.言葉が空回りする。これらの症例が、臨床医である著者の長年にわたる治療経験を基に詳しく説明されています。それぞれの症状に対応した脳の病巣を特定する研究は進んでいるそうですが、著者が求めている知見ではありません。また脳の機能から心の機能がどう生ずるかという形而上学的問題にも立ち入りません。著者が求めているのは、心の中の動きをどう考えると、失語症の症状や原因を、一番説明できるのか。心の中で言葉は、どう発生するのか。主観的な現象の意識はどう考えればいいのか。手元の臨床記録を再確認しつつ、考究しています。

著者によると言葉は次のように発生します。先ず5官から外界情報が入り、感覚の感情が生成。視覚ならば、「見ている」という感情の中に、肝心な部分が「形」として自覚され、「視覚心像」が立ち上がる。このカタチに気付くと、心が活動し始め、種々の心像がまとまり、「思い」となる。経験の奥に連続して潜むこの心像に、言葉が付されると「概念」となり、音声や文字となり、健常な言語活動が始まる。先ず経験された感情の無形の連続体の塊から、有形な心像がそのつど瞬間的に分化し、それが言葉に展開する。また、3次元外界の時空の枠と類比的に、この内界の心像が立ち上がるために、自分と周りとの位置関係を理解する枠と、自分の身体の空間関係を理解する枠がある。

過去の文献や個人の狭い内的体験だけから考える意識論には限界があります。長年の臨床で詳細に取った揺れの多い症例データを、矛盾なく包んで説明できる意識論を考えようとしている姿勢は、魅力的です。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
Amazonが確認した購入
日本の失語症研究雨の第一人者である著者によるもので、要点を新書サイズに合わせて絞って書いて有るため、
素人にも大変わかり易い。失語症は一度獲得した言語能力を脳の障害などによって失うもので、様々なタイプがあるが、
誤解を恐れずに大別すると、インプットの障害(聞き取りが出来なくなる)とアウトプットの障害(発語が出来なくなる)
に分けられる。

インプットの障害はウェルニッケが観察報告したのが最初でウェルニッケ野と呼ばれる部位の損傷が引き起こすとされる。
アウトプットの障害はブローカが観察報告したのが最初でブローカ野と呼ばれる部位の損傷が引き起こすとされる。
両障害とも、音声言語だけではなく、文字言語にも及び、発話聞き取りの困難もどちらが主症状の違いであるかというさはあるものの
両分野に及ぶ。

詩人のボードレールはアウトプットの障害を持つ失語症だった。言葉を操る詩人の失語症……

脳という器質的な場所の損傷がなぜ言葉という心の存在に及んでくるのかは「説明はできるかもしれないが証明はできない」
という著者の姿勢には大いに共感を覚える。

後天的な器質異常から起こる失語症と、先天的な器質異常を原因とする読字障害や書字障害、自閉症圏に見られるエコラリア
などの関係はどうなっているのだろう。統合的な研究が待たれる。
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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By orihs47
心の中に思いがあって、それが言葉になるのだろうか
長い間、言葉が発せられることで、心ができあがると勘違いしてた
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