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言い残された言葉
 
 

言い残された言葉 [ハードカバー]

曽野 綾子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

食卓の崩壊、精神的後遺症、自己責任の欠如、教育の欠陥―いまこそ聞くべき峻烈なメッセージ。軟弱すぎる世の中に、誰も言ってこなかった見識を示す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

曽野 綾子
1931年東京生まれ。聖心女子大学英文科卒。二三歳で書いた『遠来の客たち』が芥川賞の有力候補となって文壇デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • ハードカバー: 237ページ
  • 出版社: 光文社 (2008/2/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334975356
  • ISBN-13: 978-4334975357
  • 発売日: 2008/2/21
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:ハードカバー
 読後にこれほどの充足感と痛快感を味わえたエッセーは、数年来記憶に無い。冒頭からスロットル全開の著者の論調に引きずり込まれ、それが最後まで続く。以前抱いていた著者に対するイメージが、本作で変わった。

 家族で囲む食卓の重要性、同性結婚、海外でブランド物を買い漁る若者達、新聞の流行語等々、扱う題目の範囲は広い。「ふむふむ、なるほど」と初めは一般的通念に誘導するようにみせかけて、実は「えっ!?そう来たか」とこちらの思慮浅い考えをあっさりと覆す、深く時に手厳しい洞察が披露される。そして、「さて、次はどう来る?」と、どんどん先を読み進むことになる。

 前半部分のコメント、「これほどの繁栄の中に、これほどの精神の貧困が到来したことが、私は単純に不思議でならない」に、著者のメッセージが凝縮されているような気がする。

 井形慶子著「日本人の背中」(サンマーク出版)に続いて本作を読んだせいか、本作の素晴らしさが一層際立った。日本人の特性を褒めるにしても自己批判するにしても、常に海外からの視点におもねて付和雷同な意見に終始する井形に対し、本作は何と気骨にあふれ、芯を食った洞察に満ちていることか。自身の海外体験談が豊富に引用されている事がわずかに両者で共通した点だが、それらの解釈の仕方や持論の展開に、隠しようもない著者の器の違いを感じる。

脱帽。
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゆう
形式:ハードカバー
 一言云うとたちまち非難されそうな言葉や事柄、しかし結構本音ではそう思って
いる人は多い…そんなことを綴ってある。

 私自身「片手落ち」や「痴呆」という表現に過敏な現代の風潮に疑問を感じてい
るが、指紋押捺のことに関しても、国民全員が皆両の掌の指紋を記録しておくべき
だと、以前から考えている。
 犯罪の検挙率は格段に上がるだろうし、不法入国者や不法滞在者も直ぐに分かる

。 『何となく不安』で反対する人が多いのだろうと思うが、もっと突き詰めて考
えて欲しい。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:ハードカバー
 私などは反吐が出るから読まない、できれば取りたくも無い新聞(家人が勧誘を追っ払いきれずに3ヶ月ごとにローテーションしている)の読者投稿欄を嬉々として読んでいる。ナゼ?とその先を読んでみると、85歳になった老人が保険料が上がることについて不満を漏らしていることに対して、いろいろとツッコミを入れるのが楽しいらしい。

 曰く、動けるなら働いて保険料を安くすることに貢献しろ。本も買えないというなら借りれば良い。香典も出せないと嘆くな、出さなくたって良いじゃないの。世界中で老人がこんなに楽に暮らせるのは日本だけ。死期が近いから、自分は死ぬ準備のために毎年物を減らしている。
 とまあ、こんな調子で楽しく正論を語っている。著者は、このような日本を幼児化している国と表現する。貧困国の乞食の子供のほうがよっぽど世の中を知った大人だと。

 毎度毎度死ぬ話が多いが、意外に曽野センセはしぶとい。もう少し死なずに、僕らを楽しませてください。
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