体感異常(セネストパチー)と解離性障害の関連について触れた本は少ない。
この本では体感異常をはじめ、解離性障害に特徴的な症状が列挙されている。
また、統合失調症と診断されるケースでも解離性障害であったり、
解離性障害の治療法を行うことによって速やかに改善するケースがあるといった
ことも書かれている。
新書だが、解離性障害や統合失調症、その他、神経症的なあらゆる症状に
詳しく、素人でも読める本としては、とても素晴らしい本である。
解離は、日常のそれほど重大でない事件をきっかけとして起こることもある。
もしかして・・・と思ったら、クリニックで尋ねてみたいと思うところだが、
残念なことに、この著者のように詳しく解離について研究していたり、
正しい診断が下せる医師は少ないだろう。
最悪、医師に間違った薬を多量に処方され、余計症状が悪化してしまうというこ
ともあるし、また、カウンセラーや臨床心理士でも、呆れるほど知識も技能もな
い人があふれてしまっているということを知らなくてはいけない。
精神科医選びの時点から、慎重に行わなくてはいけない。
なにはともあれ、最初は医師に相談することである。