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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
芳醇なイメージを見せる秀作,
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レビュー対象商品: 解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (新書)
金庫破りになるまでの経緯と、金庫破りになったあとの姿を服役中の主人公が交互に振り返るという形で話が進んでいきます。小説として特筆すべきは、金庫破りのシーンにみなぎる緊張感。全身の感覚を駆使して金庫を開ける主人公の緊張感は、生半可な小説のアクションシーンを遥かにしのぎます。また、言葉を発しない主人公が描いた絵に託してヒロインと思いを通わせあうシーンなど芳醇なイメージを残す印象的なシーンも多くあります。 幼少時に遭遇した悲惨に事件(これもなかなか類似作に無い悲惨さ)に遭遇した主人公が、犯罪者として生きた後、救いを得るに違いないと読者に強く願わせずにいられないラストシーンも爽やかな読後感を残します。 広い範囲の読者層に受ける傑作だと思います。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
魅力的で類稀なキャラ設定で、心を打つミステリー&ラブ・ストーリー,
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レビュー対象商品: 解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (新書)
十代の金庫破り(解錠師)で、悪党の呼び出しに応じては全国を渡り歩き、美貌に恵まれながらも8歳の時の家族の惨劇がトラウマで口が聞けないが、そのハンディを恵まれた画才で補ってゆくクールビューティ。 通り名は「ゴースト・ジュニア」 、内面は負けず嫌いの高校生。 時には凄まじい銃撃戦に巻き込まれたり、裏切りに遭いながら、臨機応変切り抜け、愛しのアメリアと心通わせ 最後は、更生への道を模索して行くという、アメリカ人受け(全米図書館協会の賞を受賞)もバッチリな面白本。 最近の「十代のバンパイア」小説と多少設定が被っているのが気になりはしたが、ウインズロウ「犬の力」の悩める若き 殺し屋カランを彷彿とさせる主人公に魅せられて、殆ど一日で読了。 すっかり忘れていた作家(<氷の闇を越えて>読んでからもう十年以上)だったが、こんな面白本で復活とは... 私には☆5以外考えられない程、楽しめた一冊。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
きみも錠前が破れるようになる,
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レビュー対象商品: 解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) (新書)
タイトルからもわかるように、錠前や金庫をカギなしで開けられる少年のお話。まずは通常のシリンダー錠を開ける(いわゆるピッキング)ことから始まり、 ナンバー錠に進み、ついにはダイヤル式の金庫まで開けられるようになる。 錠を開くためにはひたすら感覚に頼るのだが、その描写がすごい。 読んでいるだけで、自分でも錠破りが出来るような気がしてくる。 それくらい、ここで描かれる感覚の描写はリアル。 思わずホームセンターにあった金庫で試してみましたが、もちろん出来ませんでした。 作中に「1000人に一人くらいしかできない」って、ちゃんと書いてありますね(笑) ミステリとして優れていて、少年の成長物語としても素晴らしい作品ですが それをこうしたしっかりとした描写で支えているところが やはり並の作品との違いですね。
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