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解明される宗教 進化論的アプローチ
 
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解明される宗教 進化論的アプローチ [単行本]

ダニエル・C・デネット , 阿部文彦
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

宗教は人類至高の精神的所産なのか?それとも不幸な軋轢をもたらす躓きの石なのか?現代哲学の重鎮デネットがついに宗教の謎と矛盾に取り組んだ。指向的構え、ミーム、信念の思考など諸科学の概念を駆使し、人類史の精神過程をあくまで科学的・論理的に解明する、瞠目の書。

著者について

宗教は人類至高の精神的所産なのか?それとも不幸な軋轢をもたらす躓きの石なのか?現代哲学の重鎮デネットがついに宗教の謎と矛盾に取り組んだ。志向的姿勢、ミーム、信念の思考など諸科学の概念を駆使し、人類史の精神過程をあくまで科学的・論理的に解明する、瞠目の書。

登録情報

  • 単行本: 609ページ
  • 出版社: 青土社 (2010/8/25)
  • ISBN-10: 4791765621
  • ISBN-13: 978-4791765621
  • 発売日: 2010/8/25
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 自然現象としての宗教, 2010/9/21
By 
いとみみず (田んぼとかにいます) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 解明される宗教 進化論的アプローチ (単行本)
本書が扱うテーマはかなり広くて、そのぶんやや散漫かもしれない。もっとも価値があると感じたのは、宗教を研究するとはどういうことかの念入りな議論。特に蓄積された人文社会学の知識と、自然科学の論理の統合は必要不可欠なはず。信仰の理由を人に尋ねても、返ってきた答えが本当にその人の信仰の理由を表しているとは限らない。嘘をつく気がなくてもその場限りの理由をでっち上げてしまうことがある。このような現象は認知心理を理解しなければ扱えないだろう。個人心理としても社会現象としても、宗教を分析し解釈するためには自然科学の確かな理解に基づかなければならないというデネットの指摘には説得力がある。

本書のポイントを簡単にあげると
●宗教を研究するとはどういうことか?
−宗教が超自然的な現象を含んでいるとしても、それを信じる心理や社会に与える影響は自然現象として研究できる。
−宗教や文化を自然科学から独立した存在であると主張したギアツのような社会科学者を「学問的に孤立した」と批判している。文化も人間という生物が引き起こす自然現象なのだ、と。同時に生物系の宗教研究者は自分の知っている少数の例から一般則を安易に引き出したがる傾向があり、文化人類学者の集めた知識を真剣に検討すべしと釘を刺している。

●宗教の起源
−ボイヤーの『神はなぜいるのか』の方がまだ読みやすい。特に信仰心の生物的進化と、ミームとしての宗教の文化的進化の問題が入り乱れており読み進めるのが面倒。

●これから宗教にどう接すべきか
−デネットは宗教を直接批判しているわけではないが、教典を理由にした道徳的主張には批判的だ。道徳の議論は客観的な論理に基づいていなければならない。また宗教過激派を抑制する義務が穏健派にもあると主張する(酔っ払って犯罪を起こした人だけでなく、酒を出した人にも責任はあるということ)。
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20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 解明されようとされる宗教, 2010/9/3
By 
ソコツ - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)    (VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 解明される宗教 進化論的アプローチ (単行本)
アメリカ哲学界の巨人が、認知科学やミーム論を応用した自然科学志向の強い宗教研究についてあれこれと論じた本である。アニミズムから唯一神までの多様な霊的/神的な表象の発生と展開を、人間が進化の過程で獲得した認知のメカニズムから説明し、宗教による集団形成を、それによって誰かが利益を得る特殊なミーム(≒文化的遺伝子)の繁殖・維持のための自然現象として理解する、といった説を唱える諸研究の批判的な吟味である。広義の宗教学における、ひとつの最先端的な議論として興味深い。
原題は「Breaking Spell」と、狂信的なビリーバーの呪縛を解いて「科学的」な対話の土台を形成することを目指している。ダーウィン進化論をちゃんと認めている人が4割ぐらいしかおらず、宗教について批判的に論じようとすればキリスト教(神学)との緊張関係が生じること必須のアメリカ社会が、もちろん念頭にはおかれている。宗教を信じている人がそうでない人より道徳的であると言える十分な証拠はない、といった指摘などは、明らかに論争的であることが企図されていよう。
なお、翻訳タイトルが述べるような「宗教」の「解明」の感触は本書にはそれほどなく、むしろ反証可能性を担保とした堅実な議論の場を確保するために、研究の現状と今後の進化の可能性を冷静に確認していく、という印象が強かった。例えば、著者が繰り返し論及するパスカル・ボイヤーの研究(代表作のタイトルはずばり「Religion Explained」。同書の日本語訳は『神はなぜいるのか?』という題名で、むしろ神学っぽくて何かおかしいように思う)の方が、宗教を自然科学的に「解明する」という意味では爽快な読後感があったと記憶している。
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4 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 宗教をつくったのは, 2010/10/17
By 
ちょっぴりド変態 - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 解明される宗教 進化論的アプローチ (単行本)
はたして神は存在するのか。

あるものをないとは証明できるが、ないものをないとは証明できない。

信じたいなら信じればよいし、そうでなければ信じなくてもよい。

すべて自分が決めること。

ただ一つだけ言えるのは、宗教をつくったのは神ではなく人間。
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受け売りでしかない 0 2010/11/21
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