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角田覚治(かくたかくじ) (PHP文庫)
 
 

角田覚治(かくたかくじ) (PHP文庫) [文庫]

松田 十刻
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容紹介

昭和の日本海軍で、山口多聞と並び称される闘将・角田覚治。
その「見敵必戦」の信念が遺憾なく発揮されたのは、ミッドウェーの敗北から
四カ月後に起こった南太平洋海戦である。機動部隊がぶつかり合う決戦の最中、
第二航空戦隊司令官の角田は一時的に指揮権を譲られると、
果敢に反復攻撃を試みて勝利をつかみとった。責務を誠実に担い、
部下思いでも知られた提督の生涯を描いた力作。文庫書き下ろし。

内容(「BOOK」データベースより)

昭和の日本海軍で、山口多聞と並び称される闘将・角田覚治。その「見敵必戦」の信念が遺憾なく発揮されたのは、ミッドウェーの敗北から四カ月後に起こった南太平洋海戦である。機動部隊がぶつかり合う決戦の最中、第二航空戦隊司令官の角田は一時的に指揮権を譲られると、果敢に反復攻撃を試みて勝利をつかみとった。責務を誠実に担い、部下思いでも知られた提督の生涯を描いた力作。文庫書き下ろし。

登録情報

  • 文庫: 352ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/7/1)
  • ISBN-10: 4569672884
  • ISBN-13: 978-4569672885
  • 発売日: 2009/7/1
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 111,598位 (本のベストセラーを見る)
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By 正義の味方 トップ500レビュアー
形式:文庫
ミッドウェー海戦以後「見敵必戦」の信条を持ち海軍の中でも屈指の闘将と言われる第一航空艦隊司令長官角田覚治中将。一方で顔も体もまるまるとした印象で「カクタカクジ」ではなく「丸田丸治」というニックネームもあり、飾らないおおらかな性格で人情に厚く涙脆く、理不尽と思えば上官だろうと遠慮なく意見具申、一方で部下に対しては慈父のように部下思い、また家族思いの良き家庭人でもあったらしい。特にサイパンと共にテニアンに米軍上陸が迫った最期の時も、角田司令長官は多くの民間人に何度もお礼の頭を下げ、「皆さんは民間人ですから、玉砕しなければならないことはないのですよ」と話したことでもわかる。角田中将は、新潟県三条市諏訪の出身、旧制三条中学から海軍兵学校第39期で150人中102番で合格、卒業時は45番。同期には伊藤聖一、志摩清英がいる。2年上に井上成美、小澤治三郎、1年上に栗田健男、三川軍一、杉山六蔵、1年後輩(第40期)に山口多聞、大西瀧次郎、宇垣纏、寺岡謹平、福留繁、阿部孝壮がいる。海軍大学校は23期で卒業22人、主席は田結穣、次席は保科善四郎だ。因みに22期(21人)の主席は岡新、次席は阿部勝雄、24期(20人)の主席は福留繁、次席は山口多聞だ。元々は砲術科出身だから大艦巨砲主義者だが、1929年(昭和4年)に第一航空戦隊参謀(中佐)になってからは以後航空戦隊司令官拝命が多い。しかし最後の中将司令官の下には軍艦も飛行機もない、機密書類を焼却という状態で、1944年(昭和19年)7月31日を最後に消息は不明、戦死である。隣のサイパンではバンザイクリフ、スーアサイドクリフのあの悲惨な映像だ。この悲劇の後も太平洋戦争はまだ1年も続くのだ。本書は角田司令官の一生をくまなく描くが、第5章山本司令長官戦死す、第6章家庭人としての素顔、第7章テニアンに死すが特に印象深い。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 濱哲
形式:文庫|Amazonが確認した購入
知将、名将、猛将、愚将、凡将、聖将、政将など、軍事指揮官の評価も色々あるが、そのなかで、とくに「闘将」と評された日本海軍の角田覚治中将を主人公にした伝記。
いかにも、お役人然と、おのれの昇進に差支えのない程度の戦果をあげると、戦果拡充、追撃徹底を怠ってサッサさと戦場を離脱するのがお得意な帝国海軍の提督連と異なって、つねに「見敵必戦」、「全力投球」を貫いた武将として、とりわけ、南太平洋海戦において、第6次攻撃隊まで発進させて戦果を徹底させた闘志溢れる指揮ぶりは敬服にあたいするものがあるといえる提督。
しかし、反面、マリアナ沖海戦では、その闘志が裏目に出て、淵田美津雄(真珠湾攻撃のときの空襲部隊総隊長)作戦参謀の制止もあらばこそ、早まって、訓練未熟な第一航空艦隊に無理な攻撃を強いてしまい、小沢機動部隊が戦場に到着する前すでに指揮下航空部隊を壊滅させることになった。
そのへんは、提督・角田の「見敵必戦」も、評価は決して一つではなく両様に分かれてもいる。
本書は、いうまでもなく軍人の「伝記」であり、読者の支持・共感を得るための「読み物」。
したがって、角田中将の戦場での活躍ぶりや人間性を描くことに力点があり、かつまた、日本の軍事戦略に発言するポジションにあった人物でもないので、いわば、講釈師がパパンパンパンと張り扇の先から威勢良く叩きだす戦国武将物語にも似た「実録体」というところ。
こういうのが好きな読者には、すごく面白いだろうが、さきの戦争について何か考えさせられるというような書物でないことは、さきに断っておきたい。
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