日本の歴史について時々調べることがあり、ある程度はうっすらと各事項についての理解も得てはいたものの、詳しい解説を読んでみたいと思っていたが、本書を古書店で見かけて手に入れたところ、非常に気に入った。
なんといっても小ぶりで手になじみやすく、気軽に引くことが出来る。巻頭には難読事項が纏めてあるし、本文の記載もある程度詳しくて、通常の使用に供するには十分だ。それからなんといっても辞書の楽しいところは付録だが、この辞典では300ページを優に超えるヴォリュームで、総編・古代・中世・近世・近代の各部にわかれ、通り一遍の地図・職制・歴代被官者リスト・イラストのほかにも数多くの趣向を凝らしたデータがあり、読み出すと時の経つを忘れてしまう。
確かに日本人であるからには、日本のことをわかっておくことは必須だろうから、この種の本は手元において、折に触れて読んでおきたいものだろう。歴史書や歴史小説を読むときの心強いお伴になりそうな1冊。