易や九星気学というからそのつもりで手にとって見たのだが・・・。
占いというのは、概して、現在から、(ブラックボックス)余白があって、いきなり結果があり、間に何がどうしてそうなったのかは触れてない。予言や予測はそういう飛び方が楽しい。しかし、この本は、結果に至る過程のほうを重視しているようだ。それは、現実、今起こっていることへの観察力やビジネスの視点からの情報集め、また著者自身の教養力の深さからの予測がほとんどで、占いはその参考程度にあるといった捕らえ方だからだろう。したがって、描かれている未来予測は、すべて現実の延長線上に起こりえる予測であり、占い本とはいえ、宇宙人や霊のメッセージやら易の結果といった類のまったく奇抜でトンデモ的な面白さは丸でない。ただし、個人別の気学の予測は詳しいと思うので、参考になるかもしれない。
業界別予測も、薄く広く、「まぁそういう感じだろう」と、その業界にいる人でも予測できるような常識的なことしか書いていない。外からその業界を始めて垣間見るための本としてはいいブックだと思う。