『時をかける少女』が観たくて、この第一選集を買いました。
『セーラー服と機関銃』『結婚案内ミステリー』も観られて、単品で買うより断然お買い得ですね。SF、社会派、推理物と、バラエティーに富んでいて、いずれも淡いロマンスを絡めた秀作揃いです。『結婚案内ミステリー』は、実は今回初めて観ました。テレビの2時間ドラマのような内容ですが、二転三転する展開が面白く、最後のラブシーンが微笑ましかったです。
『時をかける少女』は映画公開当時からの大ファンです。二十数年経た今、改めて鑑賞し、青春の感動がそのまま甦って来ました。冒頭の、星空のゲレンデのシーンを見た途端、すうーっと作中世界へ溶け込んでしまいます。コマ送りのようなタイム・リープの映像も、懐かしく温かい人間味を感じさせます。郷愁と幻想、初恋の切なさ、胸にじぃんと甘い痛みを感じ、心がシーンと静まり返るような余韻に酔いました。
演技がぎこちないとか、セリフがあまりに気恥ずかしいとか、よく批判される本作ですが、私はそんなことは全然思いません。当時も今も、素直に叙情を味わい、素直に泣けました。
特典映像は、予告編、フォトギャラリーの他に、この『時をかける少女』だけ特別に、原田知世のオーディション風景、レコーディング風景、尾道のロケ地マップ、監督所有台本、大林監督インタビューと、豊富に収録されているのが嬉しいですね。
そうかぁー、あれからもう二十何年かぁー。コンサートで「知世ちゃーん!」なんて叫んでましたねぇ……。感慨無量です(笑)。