◆なぜ、決算書が読めないのか
「投資家として、決算書くらいは読めたほうがいい」。そう思い、入門書を買って読んではみたが、実際に決算書を見たときに立ち往生してしまった経験、ありませんか?
なぜ、立ち往生してしまうのか? 原因はいくつかあるでしょうが、よく見られる事例として、莫大な情報量にのまれ“分析自体”に疲れてしまったということが挙げられると思います。確かに、細かな数字のひとつひとつを見ていたのでは、果てしない作業をしているような錯覚に陥っても無理はありません。そして、こういう状況に“はまった人”がたどる道は、おそらく次のようなものでしょう。
[決算書を読むのが少し面倒になった→挫折→ネットや雑誌の情報を鵜呑みにして失敗] or[ 決算書を読むのが少し面倒になった→でも、自分で投資判断したい気持ちに変わりはない→もう一度、入門書に立ち戻ったがつまづいた箇所を探すだけで一苦労→やっぱり挫折→ネットや雑誌の情報を鵜呑みにして失敗]
これでは、いつまでたっても決算書は読めません。必要なのは、決算書で見るべき箇所は限られていることを知ることと、見るべき箇所をチェックした後に「どういう投資判断を下すべきか」を知ることです。それも実戦形式に近い形で理解することなのです。
◆見るべき箇所は決まっている
例えば決算短信表紙の場合、ベテランの投資家であれば数秒で投資判断を下すことができます。なぜでしょうか?
それは、どこを見るべきか予め決めているからです。ここで例に挙げた決算短信表紙から「経営成績」ついて知りたいのであれば、
1.当期の業績
2.配当の状況
3.来期の業績予想
の3つだけを見ればよいということがわかっているのです。だから、決算短信をパッと見ただけで自分なりの投資判断を下すことができるのです。
この話は、損益計算書についても当てはまります。つまり見るべき箇所は決まっているのです。本書では、「決算書のどこをどう見るべきか」に絞って、余計なことは一切省いて説明しています。
◆自分の頭を使うことで「読み解き方」をしっかりマスター
本書の特徴は、“学んだつもり”で終わらせないところにもあります。本書で学んだ知識を生かして演習問題を解いていく構成です。知識として学んだことが本当にわかっているのかを確認するための「演習問題」を自分の頭を使って、自分の手を動かして考えることで、銘柄分析力を確実に向上させることが可能なのです。
【本書の特徴】
◎決算書の“どこ”を“どう”見ればよいのかがわかる
◎余計なことは一切省き、必要最低限の知識だけに留めた紙面構成
◎「演習問題」を解くことで、銘柄分析力を確実に向上させることが可能
◎詳しい説明が必要な点は「ワンポイント解説」で補足
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