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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
PTを目指す若者,
By リカルド・カカ (熊本県熊本市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 観察による歩行分析 (単行本)
この本は、歩行週期が新しい視点で規定されており、今後理学療法士など歩行分析を行う職種に就くような方には必要になってくる文献であると思います。これまでの規定とは異なり、異常歩行にも当てはめることができるのでとてもよいものです。自分は実際に理学療法士の養成校に通っていますが、この本を持っていないまま動作分析の授業を受けるのは辛いものがありました。 図も分かりやすく、見易くて将来必ず役に立つ本だと思います。
56 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
静から動へ。リハビリテーションへの新たな提案,
By
レビュー対象商品: 観察による歩行分析 (単行本)
歩くという動作は伝統的に『立脚相』と『遊脚相』、つまり、足が地面についている状態とついていない状態の2つに分類され評価されてきた。 これは患者の歩く姿を、たとえばパラパラマンガのように一瞬一瞬の静止画像でとらえるので、分析する上でわかりやすいのが長所である。この手法は健常者との比較において有効であるが、短所として、部分的な相違に気をとられてしまうと”医学的に正しい”とされる歩行を本人の理解なく強要してしまう可能性がある。 たとえば重篤な症例において、被治療者の期待値(いわゆる健常歩行)と異なる歩容を”回復”と説明することは、良心的治療者が無意識にかかえる心理的重圧であろう。 きれいに歩ける・歩けない、などといった簡素かつ抽象的な表現を超えるためには、治療者と被治療者が観察すべき視点を共有することが必要条件となる。 そこで本書はこれまで見落とされてきた分析上のポイントを指摘することからはじまる。 歩行には個性があり、正常から異常までの境界線には、かなりの個人差・幅がある。そこに個性を認めることは、相手の人格に理解を示すことにつながり、ICFの理念にも合致するものであろう。画一的な”正しい歩行”の型にはめこむ表現を総合的に見直し、『床反力』と『ロッカー機能』という2つの言葉に代表される、実戦的な概念と観察手法の提案は、一度理解すればだれにでも応用できる柔軟性を持つ。(ロッカーはRocker。いわゆるRocking Chair) 歩行に関係する3つの要素としては”人体の関節””地球の重力””床からの反力”があり、唯一目視できるものが関節の動きである。このうち足部接地前後の一覧の動作(かかと〜足関節〜MP関節)を単軸機構として概観する方法は従来なかったものである。 解剖学的関節に対する言及についても、あくまで歩行に対する貢献度からの考察として、単なる構造的解説にとどまらない。本書は歩行という連続的動作の中で、立脚(静)と遊脚(動)の両者が交錯する一瞬のなかに存在する、異常歩行の原因を見出し、解決に導くすぐれた眼力を提供するだろう。 対象年齢・対象疾病は多岐にわたるが、とくに高齢者・脳血管障害・先天性疾患のリハビリテーションのゴールマネージメントに、影響をもたらすはずである。 私個人の変化としては、はさみ足歩行が必ずしも異常歩行とは見えなくなってきた。本人に実害(傷病)のない範囲において、個性の範囲にとどめてよい領域がある可能性を感じることがある。 読者が高いスキルと意識を持って行動し、著者の理念が医療界にとどまらず一般社会に浸透することを期待したい。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
歩行の入門書,
By Dru息子 (沖縄) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 観察による歩行分析 (単行本)
PTの醍醐味である歩行について懇切丁寧に示されている。学校の講義では教科書のみで、理解し難くかったが本書は立脚相・遊脚相を更に細かく丁寧に分け説明している。PTだけでは無くOT更には介護士を含め理解を深める事が出来ると思います。実際、実習施設では本書を参考にした歩行分析をしている施設が多い。
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