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親鸞 激動篇 上
 
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親鸞 激動篇 上 [単行本]

五木 寛之
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

親鸞、越後へ。             越後に流された親鸞は、生き仏を称する「外道院」に対面することを決意する!──大人気小説『親鸞』に続く、世界最大規模の新聞連載小説、ついに単行本化!

内容(「BOOK」データベースより)

海がある。山がある。川がある。すべての人々に真実を伝えたい。流罪の地・越後へ向かった親鸞は、異様な集団の動きに巻きこまれる。累計100万部突破の、前作『親鸞』につらなる超大作。

登録情報

  • 単行本: 306ページ
  • 出版社: 講談社 (2012/1/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062910063
  • ISBN-13: 978-4062910064
  • 発売日: 2012/1/14
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
どうでしょう 2012/2/15
By namu
前篇だけで完結しておいたほうがよかったと思うのは私だけでしょうか。登場人物に言わせすぎていて無理がある。エンターテイメントにしようとしすぎている感が否めない。ストーリーが先走りすぎて、ある意味で著者のご都合主義になっていて残念。前篇完結にし、読者の想像に任せる余地を残しておいた方がよかったと思う。
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日本に、日本人として生まれ暮らしていれば、お寺を見かけないことはないし、お寺にお世話にならないことはない。
でも、実際にお寺で行われている仏教を知っているか、仏教の教えを知っているか、というと、
実は学校でも全く教えてくれない、未知の世界だと思う。
また、日本では、お寺イコールお坊さんイコールお葬式、というイメージが強く、
「死」や「墓」というイメージもぬぐいされない。
そして、鎌倉時代という700年も前の時代の様子をうかがい知ることもできない。
筆者は、相当の資料を読んだと思われる。
そして、鎌倉時代の時代背景と共に、親鸞の仏教の教えを、小説という形式で、わかりやすく読者に教えてくれる。
そこには、「成仏」「仏」「幸せとはなにか」という、問いかけと答がある。
私たちが思っていた「成仏」の姿とは、どこかがちがう、人間らしく生きる親鸞の姿を、
活き活きとした筆致で描いて見せてくれる、逸品だと思う。
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小説なので多くのフィクションに彩られています。黒面法師〜極悪非道の悪人、外道院金剛〜呪術を使う陰陽師、サト〜神がかりした少女、など。私は親鸞という人物を真面目に知ろうとしてこの小説を手に取ったので、読み進むにつれてこのような人物が出てきて、サスペンスのようなストーリーになっていることに、正直戸惑いを覚えました。しかし、それと同時に、このような人物を登場させた裏には、著者が伝えたいメッセージがあるのだということにもだんだんと気付いていきました。あくまで私見ですが、黒面法師は、悪人正機説を徹底的に読者に理解させるための対比として使われています。黒面法師が親鸞をしつこく追いまわす、その究極の目的が、「自分のような悪人は往生出来ないであろう、そう言え」という親鸞に迫る場面に表れています。また、外道院金剛は、念仏が現世利益とはまったく関係ないものであることを伝えるために登場させており、雨乞いの場面が、それを伝えるために設定されています。

さらに、親鸞の他力への理解を少しづつ形を変えて進化させているのもこの小説のもっとも大事な部分かと思います。下巻最後で出てくる親鸞の言葉、「大海原で沈没したときに、どこかで声が聞こえたら、『おーい、ここだ、ここにいるぞ』と声を出すでしょう。それが念仏だ。」がそのことをもっともわかりやすくあらわしています。

最後に、小説全編を通してかもし出される恵信の美しさは、ずっと脳裏に残っています。彼女がこの小説に与えた彩りは大きく、これも、また、親鸞、そして在家仏教である念仏仏教の核心かも知れません。
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