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親鸞(上) (講談社文庫)
 
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親鸞(上) (講談社文庫) [文庫]

五木 寛之
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

新しき人間・親鸞を描く、渾身の長編小説!
混迷と激動の時代を疾走した巨人。その苦悩は、今の私たちと同じ悩みであり、その決断は現代の闇を貫く。数々の国民文学を生み出した著者が描く渾身の長編小説! 【講談社創業100周年企画】
--このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

馬糞の辻で行われる競べ牛を見に行った幼き日の親鸞。怪牛に突き殺されそうになった彼は、浄寛と名乗る河原の聖に助けられる。それ以後、彼はツブテの弥七や法螺房弁才などの河原者たちの暮らしに惹かれていく。「わたしには『放埒の血』が流れているのか?」その畏れを秘めながら、少年は比叡山へ向かう。

登録情報

  • 文庫: 368ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/10/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062770601
  • ISBN-13: 978-4062770606
  • 発売日: 2011/10/14
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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75 人中、68人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 上巻では幼少の親鸞が思いがけず世俗の底辺の住人達と交わり、比叡山での修行を経て六角堂での百日参籠に入る場面までが描かれています。
 中学生くらいでも十分読める平易な文章でありながら、描かれる人物達は実に生き生きとしていて大変読応えがあります。得体の知れない怪しげな連中から後白河法皇のタヌキぶりまで、真実を追い求める親鸞の周りでは一癖も二癖もある人間達がうごめいて、物語に厚みを持たせています。

 どれほど修行に打ち込もうとも消えない迷いに苦悶しながらも仏の姿を求め続け、その先に何を見出したのか―親鸞が今も人を惹き付けるのは、悟った人だからではなく迷い苦しみ続けた人であったからなのでしょう。
 教学の難しい話は抜きにして、親鸞のことなら多少なりとも知っているという人から名前しか知らないという人まで、文句無しに楽しめる作品だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mimi☆
形式:単行本
仏教にも、親鸞についても「浄土真宗を作った人」程度、たいした知識はありませんでした。
他の宗派の開祖よりも早くに出家し、29歳という若さで比叡山を降りた早熟な宗教家の、一心に仏の道を捜し求める情熱に一気にひきこまれ、先へ先へと共に旅をしました。

この本を読んだ後に知ったのですが、ほとんどその生涯について、詳しいことがわかっていないのだそうで。
ですから、この通りの人生だったとは限りませんが、後白河法皇や、源平の戦、伏見平四郎など実在の人物と、ツブテの弥七、犬丸、法螺坊などの魅力あるキャラクターたちが入り混じり、スリリングかつドラマティックな展開となっています。
新聞連載だったこともあり、多分に「解説的」(ここで前回誰がどうした。。的な)であるのも読みやすさの一助。
また、仏教用語についても詳しく解説してあり、私のような無知でも親鸞の精神世界の一部を垣間見ることが出来ます。
「罪なくして生きられないかわらの石ころのような人人がすくわれるような仏教」でなくてはならないと意を定めるのがこの上巻。
五木寛之の本気の作品、おいしくいただきました。
このレビューは参考になりましたか?
38 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
念仏門の秘書「選択本願念仏集」があり、その「選択」された「念仏」が物語の柱となる。、

選択(せんちゃく)とは、物事をきっぱりと二つに峻別すること。
その二つのどちらが正しく、どちらが優れているかを言下に断定すること。
そして、どちらかを選び出すだけではなく、片方を捨て去る。
残った片方に身命をかける。その行為は魂が二つに引き裂かれるほどの恐ろしい事であると。
綽空(しゃくくう)のちの親鸞は、その引き裂かれた魂から滴る血が、念仏ではないのか?と語りかける。

その激しさゆえ、念仏禁制の弾圧を受ける念仏門だが、綽空から善信(ぜんしん)へと名を変える中、捨てることで生まれ変わってきた男が、最後にすべての考え方を認め、
「人間は生きながらでも生まれ変われる事が出来る。
      それは他方の考え方を認めること」と気づく。
そして、すべての罪を許し、清々と親鸞という名に到達する。

主人公は、忠範(ただのり)、範宴(はんねん)、綽空(しゃくくう)、善信(ぜんしん)、親鸞(しんらん)と物語の中で幾度も名を変えていく。
名を変えることは過去の名声をも捨てること。
人の一生とは何か?念仏を唱えるだけで本当に人は生まれ変わることが出来るのか?
自らが名を変え、名声を捨て、清貧に生きることによって到達した境地。
善く信じることの難しさ。徹底して愚かな自己に帰る事によってしか到達し得ない、本当の信心(しんじん)とを、少しだけだが理解した気になる。

本格的に宗教を心身している人には物足りない話かもしれないが、私のような凡人には先人達の思いがジンワリと染み渡り、爽やかな読書後の時間を与えられた貴重な本。感謝です。
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安っぽいね。
親鸞の伝記かと思ったら、親鸞の名を借りて派手な登場人物を次々と出現させて、ドラマチックに描いた・・・うーん、そうねえ、安っぽい三文時代小説でしょうか。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: あそちゃん
仏教に関心
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投稿日: 3か月前 投稿者: VANDEUS
軽い読み物
安っぽい.歴史上の人物を描いた小説であまりに安易な脚色が多いと白ける.丹羽文雄の『親鸞』のほうが百倍よい.宗教上の解釈についてはそれほど文句はないので,親鸞入門と... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: Layla
五木先生、グッジョブ!
みなさんレビューされてるように、本当に読みやすい歴史エンターテインメントです。これぞ、ザ☆昭和大衆小説って感じ。はやく続きが読みたくてたまらなくなります。続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 朝犬
大河ドラマにできるかも
本当は、親鸞の教えがす〜っとわかるかなあと思って買ったのですが、内容はもっとドラマに近いものでした。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: ケネウィック
加賀美さんの朗読の声が聞こえるように読みました
NHKラジオの朗読に引き込まれ、一気に読めました。朝の朗読の時間の15分間は忘れて聞き漏らしたことも多く、途中、途切れ、途切れになっていました。親鸞と法然の関係や... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: LS250S
五木文学の匂いが満載
青春の門以来久しぶりに読んだ五木寛之の作品。仏教の話がたくさん入った固い話かと思っていましたが五木寛之文学の匂いが全体に広がっていて私としては非常に読みやすかった... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 林田
親鸞(上)
状態が良く、新刊の様でした。
本も、あっという間に読破しました。
映画化されないか、今から楽しみです。
投稿日: 15か月前 投稿者: あんね
ナモアミダンブ ナモ
大衆文学の担い手であることを任ずる大家が、官僧としての栄達を捨て俗中の聖として最下辺の大衆に分け入って布教した親鸞を、エネルギー溢れる筆致で書き上げた。70代後半... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 村田 繭子
等身大
新聞連載されていた頃は見向きもしなかった。
何だか抹香臭い雰囲気に敬遠していた。
しかし、評判を聞き、単行本で読んでみた。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: 06ihiqo
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