「親殺しには、(精神的な)子殺しが先行している」のではないかという
前提で、阿闍世(仏典)やオイディプスの神話(ギリシャ神話)
などをからませ、
また最近記憶に新しい秋葉原事件などいくつかの事件を
取り上げて考える機会が提供されます。
「絶対依存(無条件に受け止められる体験)」
の必要性を説いておられる箇所がありました。
例えば、母親が仕事や家事に忙しくて、
子どもを早く寝かせたいと
思えば思うほど、子どもは寝てくれません。
それは、子どもが母親不在を感じ取り安心感を得られないから
だそうです。
芹沢さんは、ウィニコットの「子どもはだれかといっしょにいるとき一人になれる」という命題を引用し
「隣(とな)る人」を心に持つことで人は
安心して一人(自立した自分自身)となるというような
ことを書いておられたように記憶します。
(「隣る人」は菅原哲男さんによる造語です)
子どもをもつお母さんたち、特に教育熱心なお母さまに一読を
おすすめです。