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覚書 幕末の水戸藩 (岩波文庫)
 
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覚書 幕末の水戸藩 (岩波文庫) [文庫]

山川 菊栄
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

著者(一八九〇‐一九八〇)の生家青山氏は水戸藩士で,曾祖父・祖父は『大日本史』編纂局総裁などをつとめ,徳川斉昭や藤田幽谷・東湖父子とも近しく交わった.その祖父の残した日記や手紙,親戚故老の思い出話に基づいて,流血に明けくれる幕末水戸藩の内実,ひとびとの暮らしぶりをいきいきと描き出す. (解説 奈良本辰也)

内容(「BOOK」データベースより)

著者の生家青山氏は水戸藩士で、曾祖父・祖父は『大日本史』編纂局総裁などをつとめ、徳川斉昭や藤田幽谷・東湖父子とも近しく交わった。その祖父の残した日記や手紙、親戚故老の思い出話に基づいて、流血に明けてくれる幕末水戸藩の内実、ひとびとの暮らしぶりをいきいきと描き出す。

登録情報

  • 文庫: 453ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1991/8/8)
  • ISBN-10: 400331624X
  • ISBN-13: 978-4003316245
  • 発売日: 1991/8/8
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 284,457位 (本のベストセラーを見る)
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 藍夜
形式:文庫
覚書、というだけありほかの本では書かれていない事柄か克明に書かれている。
事実、幕末期の水戸藩はものすごい動乱になった。そのため、真実が隠されてしまった事柄や、消されてしまった歴史などが多々ある。

この本ではそのことをよく表しており、一般に言われていることとは違う「真実」を実際それを見聞きした人から聞き、そして書き留めたものである。

いまだ怨恨の根が残っている幕末水戸藩騒乱の、かえられてしまった歴史があることを思い知らされる。

一般に言われていることと実際見聞きした人との「事実」の相違に驚かされるだろう。

幕末水戸藩について研究する際に一読の価値はある本だといえる。

このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
幕末の水戸藩の人間模様を、概ね時系列に沿って当時の関係者の子孫である著者が覚え書きとして書き残した書。歴史上の人物の言行が奇妙なまでに生々しく感じられる大変味わい深い書物である。司馬遼太郎の著作が著者一流のやり方で彩り鮮やかに調理するものだとすれば、本書を読むことは、素材そのものの味を楽しむような感がある。時間をおいてもう一度読み直し味わいたいと思わせる書であった。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 聴雪
形式:文庫
天皇や幕末尊皇派は、戦後の左翼教育等によって、悉く貶められてきました。
水戸は、尊皇思想のさきがけとなり、水戸の学問は吉田松陰や西郷隆盛をはじめ、幕末尊皇の志士に決定的な感化を齎しました。
故に戦後の左翼史観からは、忌避されました。東京裁判史観や司馬遼太郎史観に覆われた日本の戦後は、古代から連なる日本の真の歴史との大きな断絶を齎しました。現代日本の抱える問題の多くはここに源があります。日本の歴史が見えなくなっているのです。水戸の学問とは何か。幕末とは何か。明治維新とは何か。そのことは、近世日本の歴史の核心であり、またそのことが分からないと現代日本を考えることは出来ないのです。
そしてその精神は、西郷の西南の役と繋がり、或いは近代戦争の特攻隊にも繋がっているのです。
天皇や尊皇の志士を貶める様々な、根深い現代日本の毒を、見極めていただきたい。司馬遼太郎が乃木将軍を貶めたように、NHKが今年歴史捏造によって1万人から集団訴訟を提起されたように、メディアの悪意、学者の悪意を見極めていただきたい。NHKは司馬作品を好んで取り上げるのは何故か考えていただきたい。
水戸と長州の「成破の盟約」は、水戸が率先して、難しい「破」を引き受けました。明治政府は長州が中心に「成」したのです。水戸の人士、悉く散り、生き残った重鎮も明治政府からの誘いを断りました。それが、幕末の水戸だったのです。
西郷が最も尊敬する先輩として藤田東湖の名をあげる意味を、現代日本に生きる我々は真摯に考えなくてはならないのです。
左翼史観のフィルターから見た「史実」は、同じ史料を用いてもまったく別の歴史が組み立てられてしまうのです。
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