震災後、悲惨さを訴えるべく様々な書籍が溢れていますが、アプローチの仕方が興味深い一冊。
東日本大震災に対し、仏者5人5様、一見それぞれに捉え方が全く違っているようであっても、
最後まで読み通すうちに、苦しみや災いを受け止める仏教の根本的な智慧は全く違っておらず、
仏教が徹底して理性的で、感情を差し挟むことなく、淡々と現実的であることを知る希有な本。
やや荒削りで纏めきれていないような論調まで垣間見るに、辛口評価もあろうかと思いますが、
各人一生懸命問いに向き合って、考え抜いた吐息まで聞こえて来るようなライブ感があります。
この世の一切は、自身の心が作り出す。よって、先ずは自身の心を静かに見つめることから。
お釈迦さんの言葉と実践を辿ることが、震災後の困難を乗り越える近道と教えて頂きました。