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覚悟の人―小栗上野介忠順伝
 
 

覚悟の人―小栗上野介忠順伝 [単行本]

佐藤 雅美
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

徳川幕府の末期に対米外交、財政再建、軍隊の近代化にわたって獅子奮迅の働きをみせた小栗上野介忠順。自らの信念と使命に殉じ、日本新時代の礎を築いた幕臣の姿を鮮烈に描く歴史小説。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

鎖国から開国、尊皇攘夷から倒幕へといたる激動の時代、優柔不断、卑怯未練な総大将・徳川慶喜のもとにあって、最期まで自らの信念に殉じ、その使命を全うするために孤軍奮闘した第一級の幕臣の姿が、変転する幕末史に浮かび上がる。

登録情報

  • 単行本: 409ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2007/3/20)
  • ISBN-10: 4000224778
  • ISBN-13: 978-4000224772
  • 発売日: 2007/3/20
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.8 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 265,998位 (本のベストセラーを見る)
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By ai0610 VINE™ メンバー
形式:文庫
江戸時代について歴史考証的にも信頼が高い佐藤氏の一冊

小栗という人物の目線から幕府崩壊を見れば

その実情はよく理解できる・・・

最近司馬史観に対する疑問の声が大きく聞かれるが

佐藤氏の小栗を通した慶喜観も面白い

最後の将軍への基本的イメージを打破する本でもある
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kh生
形式:単行本
著者の出世作「大君の通貨」の主題であった、幕末開国時の内外金銀交換率の差を利用してハリスなど米英外交官が不正な巨利をむさぼった件がまず登場する。主人公小栗忠順はその是正を米国で交渉するが挫折を味わう。その後幕府権力の回復に向けて軍事、経済面で努力し、日本近代化の象徴ともなった横須賀造船所の建設を主導する。そして理不尽な薩長軍による悲劇的な最期まで、著者は幕末史を背景に、傑物小栗の生涯を描く。孝明天皇の狙いは倒幕、慶喜・春嶽らのご都合主義、勝海州の実像など、幕末の諸群像を切って捨てる佐藤史観も明快で、歴史理解に役立つ。小栗を使えなかった幕府は崩壊してもやむを得なかったか。それにしても米国への亡命に耳を貸さなかったのは惜しまれる。従来、脇役に追いやられていた小栗を主人公に捉えた好著である。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「本当に偉い人は、明治維新前にみんな死んでしまった」と学生時代に日本史の教授が雑談の時に話していたことを思い出す。その人物が誰なのかまで話が進まなかったのが残念だ。佐藤氏は幕末の経済問題の論述は面白く読めるが、人物評価は感情的に過ぎると感じた。ワザとこのような表現にしているのかもしれないが。また、この10年くらいは、勝海舟をこき下ろすことが歴史・時代小説で流行しているようだが、それも一面的すぎると考える。勝は理系ではなかったが、明らかに政治家であった。そこを無視するのはご都合主義であろう。小栗にしても、ここまで頭が良く、実行力のある人ならば、雄藩との連合という視点になぜならなかったのか?大いに疑問。仮説だが、やはり、「徳川」を超えられなかったのではないだろうか?
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