本書は、ダグラスが『ゾーン』を
書く以前の本。更に言うならば、
Dr. Alex Elderが『投資苑』を
書く時に、章のタイトルとして、
この「規律あるトレーダー」の
タイトル名の使用了解を
得てから、書いている。
詰まり、順番で言うと
原書では、
1.規律あるトレーダー
2.投資苑
3.ゾーン
の順だが、日本語訳では、
1.投資苑
2.ゾーン
3.規律あるトレーダー
の順に為ってしまっている。
即ち、相場メンタルの問題が
『投資苑』の日本語版が、
出版されてから8年近くの間、未だに
「片付いていない」トレーダーが、
「相場の心理」に立ち戻って、
「超々」基礎的レヴェルから、
「出直し」をすると言う場合には、
本書は意味を持つ。
日本語版の出版が此れだけ
遅れた理由の一つに、
ダグラスの英語が「下手」と
言う事が挙げられると、私は思う。
原書と翻訳を読み比べて見ると良い。
「どうして、ダグラスは、こんな
文章を書くのか。」と、呆れて
仕舞うだろう。
中身については、『ゾーン』以下である。
日本語版だけで『ゾーン』と本書を
読み比べて見ると、ダグラス自身の「進歩」が
「手に取る様に」良く判る。其れが、
判らない人にのみ、
存在価値の有る本である。
(勿論、日本人で英語の原書が
読めない人の場合だけに、
限定すると、だが。)
補足。
相場心理を一から勉強し直したい人は
1・規律あるトレーダー
2・投資苑
3・ゾーン
の順に読んで行けば良いだろう。
2はメソッドと資金管理の部分は
後回しにして、メンタルの
章を読んで、総仕上げに
ゾーンの最後の練習売買を
やる。
この実践練習の前に
投資苑の資金管理を読んで置いて、それに有る通り
2%で損切り、メソッドは
順張りが好きなら、カーティスの本にある
ブレイクアウト、逆張りが好きならば
タートルズの考え方を逆手に取った
タートル・スープ。
更に、ポジション・サイジングが
出来ればOK。利喰いシステムは
自分で構築するか、投資苑シリーズを
参考にする。
20連敗しても、当初資金100万円のうち、
総損失は、40万円よりももっと、ずっと少ない。
理由は、損切りの2%が、減少していく
資金に従って、「複利」に為るから。
此れが、即ち、アンティ・マーティンゲイルの本質。