先日、母が胃癌で他界しました。
手術できれいに取れたという医師の言葉に一安心したのもつかの間で、
半年くらいで、肝臓に転移が見つかり抗がん剤治療開始。
抗がん剤治療を行うと3日目あたりから、食欲はガタ落ち、
吐き気もあり、あっという間に気力がそげ落ち
何もできない状態になる母を見るのは心が痛みました。
苦痛の割には、治療効果は見られず、CT検査でも、血液検査でも良くなる
気配もはありません。主治医の先生はあとは緩和病棟と言うだけ。
勧められるままに緩和病棟の外来を受診するとマイナス思考の話ばかり。
帰り道の足取りは自然と重くなります。
何でもいいからの一念でいいと思われる健康食品や温熱治療、免疫療法、ビタミンCなど、
いろいろ試しました。お金に換えられるものではないし、
癌に効くという話でしたが、これらも全く効果なし。
他界するまで、いろいろと辛い思いをしながら、苦しみながらの数ヶ月でした。
母が亡くなってから、他に何かやれなかったのかと思っていたところで
本屋で手にした本です。
この本の内容は、今思えば、思い当る事ばかり。
癌という病気の現実を正直に書いてある内容にもっと早く出会っていれば、
現実を知るということはある意味怖いことではありますが、
それゆえにもっと母に対してもっと別のアプローチがあったのではないかと
考える所があります。
現実を直視して、どのように癌という病気と向き合うか、
本で指摘している内容は今思えば、納得のいくものが多かったと感じます。
今後、癌で同じように悩んでいる知人やご家族の方がいれば、
一読を勧めてみたい書籍の一つです。
だたし、あまりに現実を正直に書いてある部分もあるので、ある意味怖い本です。
人によっては受け付けられないかもしれません。