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ユニークフェイスとは、病気や怪我などによって変形したり、大きなアザや傷のある顔のことであり、そうした顔を持つ当事者のこと。また、当事者らのグループの名称でもある。本書はユニークフェイスの持ち主たちの体験談をまとめたもので、自らも当事者である3名が編者となっている。なかでも石井政之は自らの体験をつづった『顔面漂流記』という著書も持つ、ユニークフェイス発足の立役者であり、語り始めたユニークフェイスらの第1世代といえる。
血管腫による赤アザを持つ女性は、ある就職面接の場で顔のことを笑われたうえに「うつる病気なのではないか」「客が嫌がる」などと放言されたあげく、面接にも落ちてしまう。アザを持つ幼い子どもの母親は、通りすがりの人間から「どうしてこんな顔にさせたのか」と叱られてしまう。その他、周囲の無理解、多大な苦痛を伴うレーザー治療、学校でのいじめ、結婚への障害など読んでいて胸が痛くなる体験談ばかりだ。
体験談の多くは、それでも自分は生きていくとの希望を漂わせて終わる。だが編者によると当事者が体験を語り始めるまでには、ある程度の期間が必要だったらしい。それほど辛く重い体験ということだろう。それだけに本書はユニークフェイスの当事者たちにとって、貴重な第一歩である。そして同時に、彼らを苦しめている最も大きな要因が、当事者ではない人間による偏見や先入観であることも明らかにしている。本書は、顔とは何か、普通とはいったい何なのかを考え直す機会を与えてくれる得がたい1冊となっている。(工藤 渉)
内容(「BOOK」データベースより)
アザ・傷のある顔で生きる困難を、16人の当事者が沈黙を破って語る!顔に傷やアザのある当事者や家族でつくるグループ「ユニークフェイス」の体験は、美醜の価値観に縛られている私たちの深層心理をゆさぶる。
内容(「MARC」データベースより)
顔にアザや傷があることで、なぜ生きることが苦しいのか。顔にハンディを持つ人たちの苦悩と心の傷。アザ・傷のある顔で生きる困難を、16人の当事者が沈黙を破って語る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石井 政之
1965年名古屋出身。ジャーナリスト。豊橋技術科学大学物質工学課程卒業。「ユニークフェイス」東京支部代表世話人
藤井 輝明
1957年東京生まれ。熊本大学医療技術短期大学部看護学科教授。2000年度から熊大を代表して、東京大学大学院健康科学・看護学研究科客員研究員就任。熊本県・水俣病高齢者訪問看護ステーションの看護指導。「ユニークフェイス」中部・九州支部の代表世話人
松本 学
1972年栃木県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程。東北大学文学部史学科卒業。「ユニークフェイス」大阪支部の代表世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1965年名古屋出身。ジャーナリスト。豊橋技術科学大学物質工学課程卒業。「ユニークフェイス」東京支部代表世話人
藤井 輝明
1957年東京生まれ。熊本大学医療技術短期大学部看護学科教授。2000年度から熊大を代表して、東京大学大学院健康科学・看護学研究科客員研究員就任。熊本県・水俣病高齢者訪問看護ステーションの看護指導。「ユニークフェイス」中部・九州支部の代表世話人
松本 学
1972年栃木県生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程。東北大学文学部史学科卒業。「ユニークフェイス」大阪支部の代表世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)