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見せるだけで売れてしまう「事例広告」の方法 [単行本(ソフトカバー)]

村中 明彦
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

値段が高い、目に見えない、説明しにくい商品が「事例広告」で売れまくる!

●「事例広告」を使った成功例を社内で全面展開したら、死に筋商品は年商15億円を超えるヒット商品に
●年間で2200万円の売り上げ増を実現した行政書士がいる
●ホームページのトップに3つ載せたら資料請求が3倍に
●ある漢方薬局では、初回来店時の購入客単価が5倍に
●田舎の家具店に、新聞やテレビ局などメディアからの取材が殺到

普通の会社に、大企業を上回る説得力を持たせる「事例広告」の方法。なぜ事例広告は従来の広告よりも優れているのか。見せるだけで売れてしまうのか。
明日から「事例広告」を作られるようにインタビューのやり方、写真の撮り方、本文の書き方、キャッチコピーの作り方など、具体的に説明。経営者、マーケター、営業マンに必携の一冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

通常の広告は「自画自賛」、事例広告は「他社からの賞賛」。ビジュアル&コピー、ユーザー視点の本文で商品を“疑似体験”。値段が高い、目に見えない、説明しにくい商品が「事例広告」で売れまくる。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 192ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2011/2/4)
  • ISBN-10: 4478005974
  • ISBN-13: 978-4478005972
  • 発売日: 2011/2/4
  • 商品パッケージの寸法: 18.8 x 13.4 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
108 人中、89人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
久しぶりに書評を書く気になった。

頼まれの書評は仲介者や相手方の顔もあるので冷たくするわけにはいかない。
が、対象の中身によっては実に気が進まないときがある。
だが、本書は違う。

村中明彦氏の「事例広告の方法」を読みつつ抱いた想い、
というか、読了する前には確信めいた想いがあった。
一言でいえば、それは「これこそ( 久々の )ビジネス書である」という想いだった。

以下に、本書がはからずも浮き彫りにしたメディア界の逼塞について注意喚起しつつ、
この「事例広告」が投射する広告の失速と転回の行方を素描してみたい。

市井にはいわゆるビジネス書が溢れている。
デフレ下、不景気が慢性化する中で、オカネを得ること、少しでも賢く立ち回って損をしないことは、
いつしか自覚できないほどに日常的な姿勢として根づいてしまった感じがする。

そういうこともあってか、損得をめぐる自己啓発書(含、ビジネス書)は次々と世にリリースされていった。
それらが現実に大売れしたかどうか、あるいは現実に寄与したかどうかはわからない。
私がそれらのビジネス書群に共通して感じたのはそういったことではなかった。
ありていにいえば、それらは結局「その本自身が売れるためのビジネス書」でしかなかった。

それらが、対価を投じてその果実を得ようとしたユーザー(読者)へのメリット以上に、
売れることと、それによる名前と評判による別個の「刈り取り」を企てた著者(&編集者)本位の
プロット商品に感じられてならなかったからである。

別言すれば、出版社にリスクとコストを転嫁して自身の本業集客と講演収入を追求する、
そういう輩こそ「ビジネス書の著者」であり、
それがまた露骨かつ大胆に散布されたのが「ビジネス書ブーム」ではなかったか。( 今もなお… )

だとすれば、だ。何かしなければいけない。このままではまずい。
そういうジリ貧ムードのサラリーマンたちは将来の自己実現にではなく
むしろその日その時の焦燥ややりきれなさを埋めるかのように
彼らの「ビジネス書」を買い、この「プロット」の罠に堕ちていったということになる。

そうやって、何を好転させ、活性化したかがほとんどみえないビジネス書が
できては消え、そして忘れられていった。

自分にとっての「効果」が自認できる前に、次のビジネス書がまた新たに
「目先を変えた」自己啓発節を耳もとでささやき始める。
それは欲望と挫折の輪廻のようでもあり、
あるいは欲望と挫折の産業と言えないこともない。

しかし、本書「事例広告の方法」は違った。
前述の悪しきビジネス書との対照で評するなら、
これは「読んだ人間に資するための本」である。

出版物が「対価を支払う人間に資する」など、
あまりに当り前の話ではある。
が、これこそが同書が稀少かつ有意な所以である。
私が「これこそ( 久々の )ビジネス書である」という想いを抱いたのはまさにそこだ。

村中明彦氏の「事例広告の方法」は(著者やその本業が「結果として」売れていくにしても)
まず第一に読んだ者の「ものが売れるために」こそ駆動される。
これぞまさしくビジネス書なのである。

同時に、われわれはこうも言える。
村中明彦氏の「事例広告の方法」のビジネス書ぶりをあざやかにしてみせたものこそ、
奇しくも広告失速という近年の惨状であった、と。

マス広告が体現した失速や欺瞞がメディア・ビジネスを暗澹たる闇へと突き落とした。
「事例広告」の閃光は、そんな中、いやがうえにも眩しく放たれてみえたのである。
少なくとも、しばらくの間は。

(本稿の詳細全文は拙稿[MATOLOG2]に2011年2月14日より順次公開中です。的場正信)
◆MATOLOG2 → http://blog.phmedia.co.jp/mlog2/
このレビューは参考になりましたか?
51 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 見やすい出来栄えには好感 2011/2/22
形式:単行本(ソフトカバー)
とくに新しい学びや気づきのある著作ではないというのが正直な感想。
図表や事例をふんだんに取り入れ見やすい出来栄えは好感が持てる。
大手町や神保町の名のある書店では平積みで数多く置いてある。
書店員の話だと「佐々木俊尚の『キュレーションの時代』以外はあまり売れてない」のだそう。
最初に示した正直な感想どおりの売れ方ということか。
ならば、他の評者御批判の売名行為「キャンペーン」でもするほかなかったのだろう。
ただ、そういう本ではないのも事実。
余計だった。
このレビューは参考になりましたか?
93 人中、67人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
[寸評]
村中明彦氏の「事例広告の方法」は素晴らしい。
私は本書の内容を絶賛したい。

[補説]
近年、マスメディア・マス広告の凋落が顕著である。
それとともに、広告主と消費者の架橋はいわばこのうえない難題と化した感がある。

そんななか、広告主をぬか悦びさせるようなクリエイティブ礼讃本が次々と出版された。
人気ディレクターなどから数々出されたそのほとんどが自慢話の書籍化という噴飯もので、
「架橋」例への洞察も何もなく、それは偶発したのか、
そのディレクターゆえに成果を挙げたのかすら曖昧な始末だった。

一方、その間、消費者には未曾有のセールス・コンテンツがこれでもかと送り続けられていた。
ここに「戦略的に買いたくなる『空気』を作り追い詰めていけばよい」的なプロモート手法が講じられ、
消費者はさらに包囲される。
なんとも息苦しい環境。

『空気』として通用すれば、ただのステルス・マーケティング。
見破られれば、イジリすぎの広告プロモーション。
しかし、この時代の消費者は度重なる偽装問題を目の当たりにしながら懐疑と警戒のマインドを昂じていた。
騙されたふりをした消費者によってプロモーションは盛況だが、
企業(広告主)の事業成績は低迷の一途を辿った。

一方で、消費者は「手当てと税」が日々増える話になったり減る話なったりする中にいる。
こんな状態では消費マインドを硬化させていくほかないのである。
結果、マスメディア・マス広告は機能不全の重症化どころか、不能的惨状の日を迎えた。

しかし、広告はなくならない。
人に物欲があるかぎり。
人に向上心や将来期待があるかぎり。
どの時代にもそれは絶えることなく、むしろ連綿としてそれはあった。
その確かな律動と同期する術さえあれば、広告はそれとしていかようにも躍動するのである。

その術にはもちろんいくつもの解がある。
それぞれに正解といいうる相応事情がある。
ただし、重要なのはその解は広告主にとっての正解であると同時に、
この時代は消費者にとっての正解でもあることを求められているという点である。

この辺が、爾来、そそのかし、いくらかはだまくらかしてでも買わせるというスタンスで、
そのだましが巧妙であれば激賞するというような広告批評の中で孵化させられていた輩にはともかくno ideaであった。

他方、消費者は一方的な売り込みやだましから自衛するためにこそ、
各種レビューや情報比較サイトに入れあげた。
が、それもここへきてレビュー自体のだまし化、
比較サイト自体の広告ポータル化によっていよいよ息が詰まり始めた。

救世主のようなふれ込みの「キュレーター」も、
往年の檀家ビジネスの胴元が自称したインフルエンサーと区別がつかない。
たとえキュレーターがみずからその商業意図について禁欲的であろうとも、である。
いうまでもなく、結局はエンド・ユーザーたる消費者がそれが商売がかっているかどうかを決める唯一の主体なのだ。

自衛への動機が懐疑的消費性向として平準化されたこの時代の消費者たち。
しかし、彼らはそれでも自利に適う情報を求めている点に変わりはない。

「買ってほしい・買わせたい」の広告主と「自利と懐疑のリテラシー」の消費者の同時結節点、
そのひとつの解がこの「事例広告」という「方法」なのであった。

手詰まりとしか表現しようがないマスメディア・マス広告界にこの「正解例」はあまりに重要である。

また、同時に消費者には自利と共感に沿う自己実現情報の探し方への有意なヒントになろう。

惜しむらくは、ここまで「実」と可能性を抱いたこの書について
閉口するほかないベストセラー投機にもみえるキャンペーンが仕掛けられていることである。

先日来、「推奨の懇請」を趣旨とするメールがおびただしく送りつけられ、
ユーザーとしては閉口するほかない。( 機械の誤作動か? )
目先を変えただけの自己啓発書や売るためだけに書かれたビジネス書が
スパム・プロモーションで手垢まみれになっていくのは昨今のやむを得ざる趨勢なのだろうか。

それとも出版[粗製乱造]コンサルに株価操縦されるがごとく
(エセ)ブランド人になることをそそのかされたのか。
まるで販売部数アップをおまけで釣りつつ言い寄る姿にはわりきれないものを禁じえない。

冒頭に評したとおり、村中明彦氏の「事例広告の方法」は素晴らしい。
投機的「キャンペーン」等、そんなことをしなくても評価されうる「実ある書」なのだから。
商業出版を隠れ蓑するような姑息さは一片も見当たらぬ本書だけにその点だけがきわめて残念である。
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