盲ろう者のガイド・通訳を始めてもう3年位になる私が、梅木さんご夫婦に初めてお会いしたのは何時だったのだろう。極めて普通のおじさんとおばさんである。ただし、おばさんは目も耳も不自由、おじさんは手で情報を伝え、言葉を訳するということを除けば。
おじさんから「僕たちの本が出来ました」ということで私の手元にサイン(タイトル)入りの本が届いた。通勤電車の中で一気に読んでしまった。さわやかな気分になれる素敵な本である。
盲ろう者は家を一歩出れば、ガイドが要る、通訳が要る。従って「盲ろう者と共に・・」という気持ちでないと本当に支援者となることは難しい。でもお二人の場合は夫婦だから正に「盲ろう者と共に」である。
いや、「盲ろうという障害と共に」と言ったほうがいいのかもしれない。それは決しておばさんだけの障害ではないはずだから。
梅木ご夫妻を存じている私が、この本を読んだ感想と、ご存じない方が読んだ感想とは多少違うかもしれない。もしこの本を読んで「梅木さんに会ってみたい」と思われる方は、盲ろう者の大会に参加してみて下さい。必ずピンクの服(自作)か、帽子を身につけたおばさんがいらっしゃいます。触手話か手書きで話しかけてみて下さい。とてもかわいい人です。8月には堺市でお会いできるかな。
改めて「人と人の出会いの大切さ」を感じました。