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見えない橋 (文春文庫)
 
 

見えない橋 (文春文庫) [文庫]

吉村 昭
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

漁師の村、北の町、そして都会で。人生の果てをおだやかに見つめるひとびとの暮らしを、静謐な筆致で描き出した珠玉の短篇集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

刑務所に36回も服役した男、投身自殺した遺体をひきあげる漁師、がんで死んだ母親…。人生の果てをおだやかに見つめるひとびとの暮らしを、静謐な筆致で描き出す短編集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 217ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/7/8)
  • ISBN-10: 4167169436
  • ISBN-13: 978-4167169435
  • 発売日: 2005/7/8
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:単行本
死や失踪など、「社会からの消失」を扱った短編集。
それぞれの話には劇的な展開があるわけでもなく、静かに、
そして淡々と話は進んでいく。それなのに知らず知らず
引き込まれていくのは、各話が扱っている「社会からの消失」が、
身近に十分起こりうる内容だからだろう。本格推理モノにあるような
非日常的な内容(それはそれで面白いし、嫌いでもないが)からは
遠い距離にあるからだと思われる。普遍的な死と、そこに関わる人々。
人間の悲哀を感じる事が出来る作品集だ。
吉村昭さんの静かな文体が各話の雰囲気を一層引き立てている。
個人的には「消えた町」という一編が印象に残った。
因みにラストに収められている「夜の道」という作品は吉村さんが
大学生であった25歳の時に大学の文芸部の機関紙に書いた小説だそうだ。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By taste_of_honey トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
全く自分の想像でしかないのだが、
この短編集は、いずれも鉛筆で原稿用紙に向かって書かれたもののように思える。
その作風から伝わってくるものは、決してワープロなどでイメージされない。
凛としていて、格調高い何かがある。

本作では、いくつか作品を除いていずれの短編においても人が死ぬ。
しかし、その多くは日常の何でもない、ややもすれば気づかずに通り過ぎていく点景だ。
そこに注視し、人の心の機微を捉える。
薄味ながらしっかりと出汁の利いた日本料理を食べているようだ。
名人芸と呼んでもいいような短編集。
圧巻。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
端正な正座して書いたような短編集である。
『都会』
『漁火』
『消えた町』
『夜光虫』
『時間』
『夜の道』
して表題作である『見えない橋』を収録する。
『見えない橋』は、36回、刑務所との往復を繰り返した累犯者の老人と
保護観察官との交流を描いた取材に基づいた小説である。淡々とした筆致なのに
緊張感がるのは吉村さんの短編の特徴だが、ここでもまたその美風は生きている。
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