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見えない宇宙 理論天文学の楽しみ
 
 

見えない宇宙 理論天文学の楽しみ [単行本]

ダン・フーパー , 柳下 貢崇
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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見えない宇宙 理論天文学の楽しみ + 狂騒する宇宙―ダークマター、ダークエネルギー、エネルギッシュな天文学者
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商品の説明

内容紹介

現代宇宙論の最大の研究テーマになっているダークマターとダークエネルギーの正体を追い求める物語。銀河の回転速度の観測から、宇宙は望遠鏡では見えない物質に満ちているらしいことが数十年も前から知られている。それはダークマターと呼ばれ、世界中の天文学者と物理学者がその正体を解明しようと努めてきた。ダークマターを検出しようとして世界中でさまざまな実験施設が作られ、検出まであと一歩のところまで来ていると考えられている。本書はダークマターの候補として有望なものを一つずつ、理論的な面から吟味してゆく。理論的な検討の結果、ダークマターはまだ発見されていない新しい粒子であることが明らかにされる。余剰次元を動き回る粒子などが有力な候補の一つとされる。もしそうだとすればダークマターが物質に見えているのは実は錯覚であり、本当は高次元の幾何のために隠されてしまう粒子の運動である。ダークエネルギーの発見はもっと最近のことで、宇宙の膨張速度が加速しているという観測結果に基づいている。宇宙の何もない空間にもエネルギーがあり、それはアインシュタインの重力方程式の宇宙項にあたると考えられている。ダークエネルギーがなぜ今のような大きさなのかという問題が取り上げられ、超ひも理論の真空の種類や人間原理といった最近のアイデアを検討している。理論的な天文学の最前線の雰囲気を楽しめる一冊だ。世界天文年2009日本委員会の公認書籍でもある。

内容(「BOOK」データベースより)

宇宙のダークマターとダークエネルギーを追い求める冒険の物語。

登録情報

  • 単行本: 300ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2008/7/3)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4822283259
  • ISBN-13: 978-4822283254
  • 発売日: 2008/7/3
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
本書は「素粒子宇宙物理学」の最前線の若手研究者(理論家)によって書かれた最新宇宙論の一般向け解説です。ダークマター/ダークエネルギーという「見えない」ものが何故登場せざるをえなかったのか、その正体はどういうモノだと推測されてきたのか、それは宇宙の進化(ビッグバン、インフレーション等)や物理理論(一般相対論/量子論/素粒子論/超ひも理論)とどのような関係にあるのか、ということが分り易く解説されています。
一冊読み通すと「大切な事は目に見えない」(星の王子様)の言葉通り、自分の身の回りには"見えないモノ"に溢れているんだなぁと実感されます。(ニュートリノはそのうちの一つですが、ダークマターの有力候補ではありません。そんな事情もチャンと説明されています)様々な仮説を打ち立て、測定限界ギリギリの最新実験を重ねることによってのみ、「見えないモノ」の実態がだんだんと分かってくるんだ、つまり「物事は心で見ないと良く見えない」んだ、ということがよく分かります。また、質量、エネルギー、温度、力(重力など)など「よく分かっているつもり」の概念に関する理解が深まります。「真空≠空っぽ」って分かるだけで見える景色が変わってくる気がしてきませんか? (^-^)
数式は殆ど出てきませんし(→ 例え方が上手い!)、自己完結的に読める本ですが、宇宙の進化に関する他書(※)と相補的に読むと面白いかもしれません。
(※)私の場合、「僕らは星のかけら 原子をつくった魔法の炉を探して」(マーカス・チャウン)、「ビッグバン宇宙論」(サイモン・シン)、「相対論がもたらした時空の奇妙な幾何学」(アミール・D・アクゼル)などの本の予備知識があったので いっそう面白く読めました。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
若手の宇宙素粒子物理学者が、宇宙に溢れる「見えないもの」について書いた科学読み物。ダークマターとダークエネルギーについて書かれている。

まず、ダークマターから話は始まる。ダークマターが相対性理論においてどのように存在を推定されてきたか。そして、観測の結果がそれらをどう支持し、反証してきたか。例えばダークマターの候補だったものとして、ニュートリノが挙げられている。そして、観測として日本のカミオカンデの事例も挙げられている。素粒子物理学や超対称性理論は、この理論予測と観測結果の関わりで導入されてくる。それは、現代物理学の発展を追うように書かれている。理論が導入された経緯が分かり、その理論の意義も明らかとなっている。

次に、宇宙の歴史についてのおなじみの話が続く。ビックバンと宇宙のインフレーション理論の話。宇宙の歴史が主眼の本ではないので、ここは比較的さらりと紹介されている。

この宇宙の歴史の話を踏まえ、ダークエネルギーの話へ進む。ゲージ対称性やヒッグス粒子などの話が登場。ここも適切な比喩によってたとえられており、すんなりと読むことができる。著者の力量がうかがえる。多次元の中を運動する粒子の話は、とてもよく書けていると感じた。

最後に、1970年代に流行した超ひも理論の盛衰について。そして超ひも理論がダークエネルギーの問題のなかで、再び優勢となっていることに触れる。宇宙物理学についての著者なりの未来予測をもって本書は終わる。

著者はB.グリーン『エレガントな宇宙』に感銘を受けたと言う。そして、物理学者となった後でも、物理読み物本をよく読んでいたそうだ。それもあってか、筆致はとてもこなれていて読みやすい。この話題に興味のある人にはおすすめである。ただしダークマターに関する部分では、次々と候補が挙げられては消されていく。ざっと読んだだけでは、混乱してしまった。「あの候補はどうなって、結局どれが最終的な候補なんだっけ??」と読み返すこと数回であった。

とりわけ感じたのは、著者の科学者としての誠実さ、とでも言うものである。例えば、超対称性理論について、対称的で美しいからという理由で理論を支持してもよいのか、と逡巡している。また、超ひも理論についての評価もかなり慎重である。さらに、相対性理論以外の可能性にも何度も言及され、MONDという理論にも言及される。特定の理論の賛美に終わる本もあるなか、これは非常に信頼のおける態度であると感じた。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
物理学者が一般向けに書いた書籍は大抵面白いが、これもまたしかり。
あなたが純文学好きでも、すんなり入っていけます。
特に専門知識はいりません。日本語が理解できれば十分楽しめます。
たまに宇宙のことを考えるのは楽しいな、と思える本。
あ、中性子星の重さにびっくりしました。もうギャグとしか思えない重さでした。
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