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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
妖怪を文化として人間理解に資する,
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レビュー対象商品: 見えない世界の覗き方―文化としての怪異 (単行本)
自己矛盾するタイトルだが、「見えないものを見えるようにする方法」と言うのが正確か。柳田国男は「怪異を表す民俗語彙を集めてカタログにした。水木しげるはそこから喚起されるイメージをキャラクターとして具体化した。それが現代の通俗的「妖怪」である。その背後には、江戸時代に作られた「お化け」がある。怪異な「コト」と妖怪な「モノ」とは区別しなければならない。〈京極夏彦〉 私たちが文化を深く理解するには時代・社会の異なった「妖怪」現象から、より抽象的、普遍的な概念を作り出す必要がある。それを超えて人間の見えない世界を覗こうとしている。人間研究にならざるをえない。〈小松和彦〉 妖怪存在や怪異現象を通して、人間の一断面を知り、文化について考える手段とも鏡ともなっているものである。化け物・魑魅魍魎のげてもの趣味と蔑むのではなく、異界を信じる文化を人間理解に位置付けようとする趣旨に賛同いたい。「人間理解の視野を広げる」ために「妖しげなモノ」「怪しげなコト」にもっと近づいてみたい。
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