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見えないドアと鶴の空
 
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見えないドアと鶴の空 [単行本]

白石 一文
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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男女の三角関係をきっかけにして、主人公のまわりで次々と起こる不可解な現象。何の変哲もない日常の裏にある目に見えない世界を描き、人は「何のために生まれ、生きているのか」という真摯な問いかけを根底に秘めた長編小説だ。著者は、驚異的な記憶力を持つ男を主人公に、生と死の意味を模索する『僕のなかの壊れていない部分』を手がけた白石一文。本書は、恋愛小説を基調にしながら、ミステリーや哲学的な要素を織り込み、「新しい総合小説」を目指した作品である。

勤めていた出版社を辞め、妻の代わりに家事をこなしながら日々を送る主人公、昂一。ある日、妻の親友である由香里と肉体関係を持ったことから、昂一は奇妙な事態に巻き込まれていく。由香里の持つ特殊な「力」や、常識では説明できない出来事の数々。その疑問を解くため向かった土地で、昂一が探し当てたのは、由香里の不幸な生い立ちと、妻の知られざる少女時代の姿だった。

本書の核となっているのは、妻と由香里の長年に渡る愛憎入り交じった関係である。双方の家族をも含めた、切っても切れない絆を描くことで、著者は人間同士の繋がりの強さと脆さを表現してみせる。全編を通して登場人物の喜怒哀楽が細やかにつづられており、超常現象という題材を扱いながらも、決して突飛な印象はない。いくつもの謎が仕掛けられた物語に引き込まれるうちに、主人公と共に、読者自身も大きなテーマについて考えさせられるだろう。(砂塚洋美)

出版社/著者からの内容紹介

勤めていた出版社に失望して2年前に退職してから、なんとなく毎日をやり過ごすよ うにして生きている昂一。広告代理店に勤める妻の絹子の出張中、絹子の幼なじみで 身よりのない由香里の出産に立ち会ったことから、昂一と由香里の関係が変わり・・・。
際どい三角関係から、主人公の真実を見つける旅が始まる。 恋愛でありホラーでありミステリーであり、そして哲学でもあるような、 新しい総合小説。

登録情報

  • 単行本: 331ページ
  • 出版社: 光文社 (2004/2/19)
  • ISBN-10: 4334924239
  • ISBN-13: 978-4334924232
  • 発売日: 2004/2/19
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 42,045位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ちょっと不思議な世界。生きる意味を考えさせられる。, 2007/7/28
By 
Beee (東京都小田急線沿い) - レビューをすべて見る
表紙の「ひまわり」、そして「見えないドア」「鶴の空」それらがキーワードであり、登場人物の言葉同士つながりが、あぁこういうことだったんだと最後にわかる。途中の高僧の言葉や穴の中での思考は、今の私には少し重い気もしたが、きっとしばらくしておもいかえして、なるほどと思えるような気がする。作者のいつもの恋愛・生きるとは?という路線の小説に、「不思議な力」の世界がプラスされている。この作家のちょっと新しい側面である。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「小説」の衣を借りた、作者からの強烈なメッセージ, 2008/2/11
By 
cymbaline - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
「シチュエーションが現実離れしていて突拍子もないストーリー」と言えばそう言えなくもないが、この小説はその架空の物語を借りて「大勢の人に囲まれた中で生きる…とはどういう事か」「苦しくてもなぜ人は生き続けるべきなのか」を訥々と語った名作です。そのメッセージは今までの白石作品よりもかなり鮮明に浮き出ていおり、面白い状況設定と相まって一気に読ませます。これは若い人こそ読むべき作品。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 うーん。, 2010/11/29
白石一文の作品は8割くらいは読んでいるが、ここまで登場人物全員が魅力的でない話しは初めて。

仕事を全くする気がなく奥さんに食わしてもらいながらも奥さんの親友と浮気をする主人公、相手の浮気を責めるが2年間浮気(しかも変態的な性行為)をした絹子、好きでもない男の子供を産み産んでからすぐに親友の旦那を寝とる由香里。

白石一文氏はセンチメンタルでしかもありがちな恋愛本(一瞬の光、もしわたしがあなただったら等)か、ひどく思想的な本(僕の中の壊れていない部分、この世のすべてを敵に回して、この胸に深々と突き刺さる矢を抜け等)に極端に分かれるが、この本はどちらつかずで、両方の要素がきちんと成立していない。(ダブルになるはずが、ハーフ×2にもなっていない)

しかも、最期の方のグダグダ感はかなりひどかった。よって☆は2つで。
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