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見えないデザイン ~サウンド・スペース・コンポーザーの仕事~
 
 

見えないデザイン ~サウンド・スペース・コンポーザーの仕事~ [単行本]

井出 祐昭
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

新しい時代の音のエンサイクロペディア

“音の持つエネルギーを引き出し、解き放つ”それがサウンド・スペース・コンポーザーの仕事だ!
本質的で新しいデザイン手法を具体的に紹介するノウハウ+エッセイ本
音空間創造のフロンティアとして歩み続けてきた井出氏が、そのノウハウを惜しみなく紹介。

音楽、音響に携わる人だけではなく、建築、デザインなどに関心の深い多くの方々にとって、
刺激的な1冊となること間違いなし。

内容:
元祖発車ベル : JR東日本新宿・渋谷駅
花が歓ぶ音楽 : 花博
「生きてる!」を音にする : 愛知万博
プロダクトデザイン : TOYOTA i-REAL
空間を楽器にする : 東京銀座資生堂ビル
空間が奏でる音楽 :表参道ヒルズ
音響予報 : 響きを聴きながらホールを設計する竹中工務店
音と香りだけのシアター : イマジネーションシアター
星空の音、宇宙の音 : ギネスプラネタリウム メガスターの世界
音楽のパワーを医療現場に生かす : アメリカ最大の癌センターでの研究
動物とのコミュニケーション : イルカと猫とサボテンの話
いい音って何?、音楽って何?感動って何?、未来の音楽など

内容(「BOOK」データベースより)

新しい時代の音のエンサイクロペディア。

登録情報

  • 単行本: 270ページ
  • 出版社: ヤマハミュージックメディア (YMHMM); 四六版 (2009/1/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4636829441
  • ISBN-13: 978-4636829440
  • 発売日: 2009/1/24
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
キッズレビュー
形式:単行本
表参道ヒルズの音楽は、実は私ファンでした。CDも購入しました。こんな深い作り方をしていたとはもちろん知りませんでしたが。この本はただ単に、流行ればいいという今のポップスが全てと思っている“音楽好き”な人たちに、音楽の力ってもっと可能性があって、広くて、深くて…なんてことを教えてくれます。読み応え十分★見えない音での空間のデザインナーってこれからの新分野ですね。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By beapea
形式:単行本
今ではすっかりおなじみとなった山手線ホームの発車音楽。その原型となるものは、1989年にヤマハのチームによって作られ、それまでのベル音と差し替えられました。そのヤマハのチームで、音響ソフトの制作担当者として実際の音づくりを担ったのが著者の井出氏です。公共の場での発車音ならではの厳しい条件をクリアすべく試行錯誤を重ねた制作秘話から、本書は始まります。

井出氏はその後ヤマハから独立し、音をベースにした空間づくりの第一人者として新しい分野を切り開いていきます。本書は、そのキャリアの足跡をたどるとともに、今の著者に影響を与えた幼少期の思い出や「音」にまつわる著者の考え方などを紹介した本です。

井出さんが手掛けてきた仕事は、「愛・地球博」の音響プロデュース、「表参道ヒルズ」の音響ディレクション、映画館の音響設計、さらには音楽療法など、多岐にわたります。著者自身が切り開いてきた分野だけに、毎回が新しい発見や苦労、試行錯誤の連続だったようです。

望む音が出るスピーカーを自分たちで作ったり、山を歩いて雪解けの雫の音を録音したり。これが同じ一つの仕事なのかと思うほどの幅広いエピソードが登場します。仕事の範囲が定まっていない新しい分野で、仕事の範囲自体を広げていく。井出さんの体験談を通じて、「第一人者」とはどういうものなのか、垣間見ることができます。

本書を読んで感じるのは、著者が本当に「音」のよき理解者だということ。
夜明け前の音と、日の出後の音の性格の違いについて語り、
新しいスピーカーから流れてくる「人見知り状態」の音と、なじんだ音を聞き分ける。
音というものに対して、ここまで愛情を注げる人がいるということに、驚くばかりです。

空間の違いによる音の響き方の違いといった専門的な話だけでなく、「歌手のレコーディング」の話とか、自然の中に入って行って録音する時の心構えとか、様々な切り口で「音」が語られています。私自身「音」や「空間」に関して全くの素人ですが、これだけ多くの切り口が用意されていれば、誰でも何かしら「面白い!」話に出会えるように思います。

空間が求める音を追求する職人でありながら、サラリーマンであるクライアント側の担当者への配慮も忘れない。
山の中などで録音するときや聖堂の音響設計に携わるときは、自然への感謝とか聖域への尊敬といった、目に見えないものも大切にする。
プロフェッショナルという言葉はこういう人のためにあるんだと感じました。

音や空間に対する専門的な話だけでなく、「仕事とは何か」「プロであるとはどういうことか」を考えるヒントもたくさん詰まった本です。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
面白くて、徹夜みたいにして一気に読んでしまった。

内容が深くて示唆に富んでいて、驚いたり、感心したりしているうちに、本が付箋だらけになってしまった。

著者の仕事の出発点は、「二十年前の新宿駅」だった。今でこそ合成音による発車メロディは日常のことだが、当時は斬新な挑戦だった。発車ベルがうるさいという苦情に対処するための秘策は何と「鐘の音」だった。

うるさくなくともよく聞こえる。注意を喚び起こすが不快感は与えない。路線を区別する「個」があって駅全体では「調和」する。いろんな気分のひとが不快にならない「中道」の音であって、しかも、誰もがはっと気づく「新しい」もの。

こんな矛盾だらけの条件を解決するヒントは「鐘の音」だったという。町のあちこちから鐘の音が響く。あれはどこのお寺だ、あの教会だと区別できるのに全体では馴染みあい溶け合う。音量は大きくなくとも倍音成分が豊かであれば遠くまで届く。そうやって駅の発車音の革命を起こしたのです。

浜名湖花博、愛知万博、表参道ヒルズなどの具体的なプロジェクトが紹介されて、サウンド・スペース・コンポーザーとはどんな仕事なのか次第にわかってきます。音のデザインだけでなく、PA設備から音響空間や音のコンテンツまですべてをデザインする。自然音を取り混ぜ、時には作曲までてがけ、超指向性スピーカーによるゾーニングや建築音響シミュレーターなどの先端技術も駆使する。

しかも、音のエネルギーや「天から降り注ぐ響き」「おいしい音」「泣ける音楽」などなど、音についての深い造詣に満ちている。まさに音のエンサイクロペディア。

ジャンルを問わず、音楽が好きな方には絶対にお薦めの本です。
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