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見えないチカラ 視覚障害のフリークライマーが見つけた明日への希望
 
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見えないチカラ 視覚障害のフリークライマーが見つけた明日への希望 [単行本(ソフトカバー)]

小林 幸一郎
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,470 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

目が見えても見えなくても、大切なのは、面白く生きること!
28歳で、失明の告知。不安と絶望に襲われ、失意の底に沈んだ日々もあった。
視力を失うことで、自分にできなくなることばかりを数え、うつむいて生きていた時期もあった。
でも今は、上を向いて生きている―

私たちは「期待」と「希望」という似て非なることばを口にする。「期待」は将来実現すればいいなあと、待ちの姿勢でいる受動的な感じ。「希望」は望みや願いを成就させるために、自らが動き出す能動的な感じがする。

クライミングは、そのことを実感できる。自分の手で自分の意志で自分の力で登ることを希望しなければ登れない。何かを期待して待っていても永遠に登ることはできない。

だから「希望」ということばが好きだ。(本文より)

著者について

小林幸一郎(こばやしこういちろう)フリークライマー/NPO法人モンキーマジック代表理事。

1968年東京都生まれ。16歳でフリークライミングと出会う。大学卒業後、旅行会社、アウトドア用品販売会社を経て33歳で独立。28歳のとき、「網膜色素変性症の類縁疾患、錐体桿体機能不全」という目の難病が発覚。将来失明するという診断に失意の日々を送るが、その後のさまざまな出会いから現在の活動を開始。2006年ロシア・エカテリンブルグで開催の「第1回パラクライミング選手権」視覚障害者男子部門優勝。2011年7月イタリア・アルコで開催された「ワールドチャンピオンシップ」視覚障害者B2クラス優勝。主に視覚障害者を対象に、フリークライミングの普及を通じた障害者の運動機会拡大の他、自立支援や相互理解深耕等の活動を行っている。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 216ページ
  • 出版社: アスペクト (2011/12/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 475722012X
  • ISBN-13: 978-4757220126
  • 発売日: 2011/12/17
  • 商品の寸法: 19.1 x 13.2 x 2.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 33,575位 (本のベストセラーを見る)
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By Ryu トップ1000レビュアー
 率直に言うと本書は読んでいてものすごく感銘を受けるとか、感動して泣けるとかはありません。もっと言えば読み物としては著者の日記を読んでいるようでとくに抑揚がある訳でもなく、内容に引き込まれる事もありません。あくまで淡々と著者の幼い頃からの回想と視力を失う難病「錐体桿体機能不全」の宣告を受けてから起こった事や取り組んできた事が書かれています。

 しかしながら読了後なにかものすごく勇気づけられるというか、なにかじっとしてられない感じがしてきます。それはこの淡々と綴られている出来事が視力健常者であってもとても大変なことなのに、著者はまるでこの病気を自分の強みのように感じているのではないかと錯覚するほどの行動力で新しい事を次々と切り開いてゆく様が私たちにとってうらやましいからなのでしょう。明らかな逆境をものともせず、前だけを見て進む著者の様を本書を読んで触れる事で生きる力が湧いてきます。最終章で初めて著者の経験から学んだ教訓らしきものがでてきますが、そこで初めて著者がどれだけ精神的にも肉体的にも苦労されたということが垣間見え、この淡々と語られてる事はあくまで著者が前を向いて進んでいるからこそなのでしょう。

 人としてどう生きるかという課題に対しては障害者と健常者というステレオタイプの見方がすでに何の意味も持っていないということを本書を読んで強く感じました。視覚障害者の方がここまでやっているという事に勇気づけられるというよりも、人生に対する取り組み方を教えてもらった気がします。気軽に読めるわりに感じる事は大きいのでお勧めします。
 
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
視覚障害者であるコバちゃん。
そして、クライミング世界チャンピオンであるコバちゃん。

コバちゃんの目の前には
希望が、光が、夢が広がっています。
それは晴眼者だからといって、簡単には見ることのできないものです。

この本は
1ページ1ページが明かりに満ちています。

28歳で失明の告知を受けたコバちゃん。
きっとそのショックや戸惑い、絶望は私の想像を絶するものであったろうと思います。
しかし、本書にはそれがほんの数ページ、いやほんの数行でしか綴られていないのです。
それよりも、
明るく生きるコバちゃんと、
コバちゃんの周りを支える多くの仲間の生き生きとした姿が本書の大半に描かれています。

私とコバちゃんとの出会いは、視覚障害児のクライミングのサポートをさせていただいた時でした。
その現場に赴いた時、
コバちゃんの壁をひょいひょいと登る姿、子どもと明るく接する姿を目にしました。
私は初め、楽しそうにしているコバちゃんが視力が悪いだなんて全く気がつきませんでした。

今となって考えてみると、
私は偏見を抱いていたのだと思います。
視覚障害者とは、できないことが多く、多くのサポートが必要なんだと。
どんなに、平等に見たいと感じても、やはり頭のどこかには偏見があったのだと思います。

そういった固定観念が打ち砕かれたのです。

なぜ、コバちゃんはこんなにも笑顔で素敵に生きられるのだろう、と
ずっと不思議でなりませんでした。
その答えが、この本にはありました。

人生を楽しみ、自分の信じた方向に進み、
道なき道を登っていく。
コバちゃんの前向きさ。
そして、そんなコバちゃんの周りに集まる人たちの力。

コバちゃんと知り合いであるということを抜きにしても、
この本は一人でも多くの方に手にとっていただきたいです。

私も先日、医師から視力ことで告知を受けました。
「今後、視力が急激に低下してしまうおそれがある体質だ」と。

ただ、コバちゃんと出会っていたからか、不思議とひどく落胆することはありませんでした。
今となっては、その診断はあまり気にすることはないとのことでしたが、
その時、きっと自分の中には、コバちゃんたちの明るく生きる姿があったのだと思います。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
上を向いて 2011/12/28
これは著者の半生を記した自伝である。
28歳で失明しますと言われた著者が、何故上を向いて歩き続けられたのかが
彼の半生と共に書かれている。

失明するという宣告は壮絶だが、それを乗り越える背景が
それまでの日々にあり、その後に出会った仲間との日々があってこそだということが伺える。

さだまさしの小説「解夏」と同様の失明していく病気であり、
今もなお、クライミングというチャレンジと共に歩んでいる作者の日々が
明るいテンポで書かれている。

障害者という一般的なイメージを払拭するそのチャレンジは
読んでいて爽快である。
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