トリップ物は私の大好物なのですが、これはあまり生かしきれてない内容に思えます・・・
現代と異世界の違うことを両方詳しく書いてたら、大長編になってしまうので、省略するのは仕方がないことなのですが、この程度だったら、BLでありがちな、どっかの国に捕らえられて日本に帰れないみたいな感じにしてもいいのではないかと思いました。
まず、受の主人公(表紙の黒髪の方)が、現代の日本からトリップするのですが、現代の道場で居合いなどを長年鍛錬とかしてたわりに、すぐ敵に捕まったり、沁王(表紙の赤髪の方)に助けられてばかりで弱々しい男の子に見えました。
それに、あんだけ日本に帰りたいとか言ってたわりには、やっぱり後悔したくないみたいにコロッと態度がいきなり変わるし、ただ沁王を振り回してるだけって感じです。
結局はハッピーエンドになるのですが、主人公が王の妃になるというのが無理やりな感じがしました。沁王も、女性にするみたいに大事に扱うし、主人公が何をしても許してしまう沁王のベタ惚れ状態の気持ちはわかるのですが、周りを振り回してばかりで特に何もしていない主人公のどこに、王の妃としての魅力があるのかがわかりませんでした。
設定がいいだけに残念な内容でした。