内容紹介
関係者を一堂に集めた会議(ワークショップ)によって、いかに的確かつ有効な要求定義を成果物として生み出すかを、いま話題の「ファシリテーション」の観点から解説したのが本書です。本書では特に、要求ワークショップを計画して実施する方法を示しています。テクニカルな観点の要求エンジニアリングの対極の位置づけが本書の特徴です。
ソフトウェア開発で最も困難な部分は、技術的な面ではなく、人間的な側面です。つまり、顧客やチームメイトといかによく協力し合うか、ということです。プロジェクトのすべての関係者の参加、相互コミュニケーションが、プロジェクトの成否に大きく影響します。では、高品質なユーザー要求を定義するにはどうしたらよいのでしょうか。
ワークショップを注意深く編成し、ファシリテーションを応用することにより、ビジネス・マネージャ、技術スタッフ、顧客、ユーザーは力を合わせて、必要な要求を見つけ出し、合意に達することができます。このコラボレーションを通じて要求を定義する効率が高まるだけではなく、プロジェクト全体を通じてチームワークを高めるための基盤が形成されます。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ゴッテスディーナー,エレン
EBG Consulting,Inc.の社長。同社は、多種多様な業界の顧客にファシリテーション、コンサルティング、およびトレーニングのサービスを提供している。彼女は、ビジネス・ルールをはじめとするユーザー要求の洗い出しに、ファシリテーションを応用したワークショップを利用した開拓者である。彼女は多くの記事を執筆し、何冊かの本を著しており、専門的な会議で高く評価されている講師でもある
三島 邦彦
日本アイビーエム中国ソリューション(株)勤務製造業担当のシステム営業、自動車製造業のMESシステム担当SEを経て、現在はオブジェクト指向開発の技術支援などを担当するITアーキテクト
前田 卓雄
匠システムアーキテクツ株式会社代表取締役。ユーザー企業、行政機関、システムインテグレータ、ハイテク企業、組み込みソフトウェア開発ベンダーにおいて、情報戦略立案、提案依頼書作成方法の指導と支援、プロジェクト管理とプロセス改善、ソフトウェア開発管理システムの開発、要求開発の視点からバグ削減・欠陥予防方法・ソフトウェア開発の生産性・競争力向上のコンサルティングに従事
宗 雅彦
株式会社サイクス代表取締役。「プロジェクトの成功は品質改革から」をモットーに、プロジェクト管理とプロセスの改善を通しての、ビジネスシステム開発・組み込みソフトウェア開発プロジェクトの品質・生産性向上支援コンサルティングに取り組んでいる。近年はテストプロセス改善に加えて要求開発プロセスの改善にも力を入れている
成田 光彰
1942年生まれ。フリーの翻訳家。第1種情報処理技術者、システム監査技術者、および英語検定1級の資格を保持。日本野鳥の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)