最初はウザいおじいちゃんのことが読み進めるごとに好きになっていく。
若干ミステリ部分が弱いけど(そして主人公が博識すぎで推理力ありすぎだけど)、
なかなかの秀作だった。
特に『要介護探偵と四つの署名』はラストが爽快で思わず笑みが浮かんでしまった。
内容をやたら政治に絡めたり(主人公の玄太郎翁が権力者だから仕方ないのかも知れないけど)
難しい表現を連発したりしなければもっと読みやすくなっただろうと個人的には思う。
それにしても、著者のデビュー作『さよならドビュッシー』を読んだあとに本作を読むと
『要介護探偵最後の挨拶』ってタイトルやラスト数行がひどく切なく思えてしまう。。。
本作を手に取ろうとしている方で『さよなら〜』を未読のひとは、是非読んでおいてほしい。
(もしくは本作を読んだあと、必ず『さよなら〜』も読んでほしい)
おすすめです。