1962年公開のオールスター・ハリウッド超大作である。私は、amazon.usaで北米版を購入した。日本語字幕付きの2枚組で、1枚はワイドスクリーン、もう1枚はシネラマ体験用のカーブド画面である。ワイドスクリーン盤には、日本語2として、制作者たちの解説まで入っていて、興味深い。豪華なブックレットも付いている。(もちろん英語であるが)
さて、画像である。これが、出だしのアパラチア山脈(?)の空撮画面(空軍の爆撃機の機首から撮影したそうだ)に圧倒される!すごい!爆撃機のガラス風防にゴミがたくさん付いているのがわかるくらいだ。山塊の鉱物質の質感まで感じられるほどだ。
その後、J・スチュアートが馬に乗って山を越えたり、カヌーで川を上ったりする場面の圧倒的な情報量に感動すること請け合いだ!!
古い映画なのに、こんなにクリアに鑑賞できるようになったことに感謝したい。
ワイドスクリーン盤では、3台のカメラによるつなぎ目はどうしても気になるところだ。たいへんきれいに処理してあるが、人が横切る場面などではどうしても流れるようになる。
しかし、それを差し引いても、映像美、迫力のある演出、トップスターたちの熱演!これぞ、ハリウッド映画の一つの頂点といってよいだろう。
カーヴドスクリーン盤のほうは、つなぎ目が全くなくなっている。しかし画面の両端が広がっている画面を平面の画面で見るには若干の違和感が残る。
ただ、ストーリーは、あくまでも白人のアメリカ大陸西部”征服”史である。インディアンは、西進のための障害の一つのような描き方をされているし(J・ペパードは、若干人道的な対応をしようとしているが)、黒人は全く出てこない。南北戦争もエピソードでしか語られない。まぁ、それを言うのは、野暮というものか・・・