伊藤氏のレビューを見て買うのを止めようとしたが待てよと思い直して買って読んだ。論客の評価が低いとき凡俗には結構面白いこともある。映画も本もである。結果はその通りだった。
取り上げられている16の西部劇にうち昔映画館で見たのが8、テレビでだけ見たのが1、残りはこれから見ようと思う。「西部劇を読む事典」は内容は濃いが句読点の少ない長文に似て
やや読みにくいところがあるがこちらはスッキリと読ませる。「男を学んだ」はやや煽りか。
「男と女を学んだ」でもよさそうだがこれは誤解を招きそう。名作解題の趣の強い本だがそれもいいと思う。「駅馬車」の賭博師ハットフィールドの人物像が今いち判らなくて来たが、この本で解消したし、幾つかの付録もなかなか参考になった。