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47 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
訳注もしっかり読むべし,
By ザラ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 西遊記〈1〉 (岩波文庫) (文庫)
全10巻があっと言う間、というレビューがあるが、まさにその通り。実に平易な言葉で美しく訳されているため、疲れない。また、文章の流れが実によく、飽きさせない。途中、訳者が変わるがお二人とも西遊記にかける情熱が並々ならぬものであられるため、読んでいて感動のうなり声があがることしきりである。 駄洒落などにも出来るだけ日本語でうまく洒落になるように工夫され、大変な量で出てくる詩にも、ちゃんとリズム感を生かした訳をあてておられる。この苦労の大きさははかりしれないものがあったのでは・・・と容易に推測される。 特筆すべきは、訳注の充実。何度も物語との間を行ったり来たりするのは大変だと思うが、西遊記が単なる物語ではなく、緻密に計算された(そう、文字通!計算された)壮大な言葉遊びや数あわせで構成され、五行思想をベースにした緻密な設定を持っているという、意外な事実をも学ぶことが出来るだろう。是非是非、本物にふれてください。そして、この広大な宇宙にぜひ、驚いてください
18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
何に心を打たれるか,
By よう (仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 西遊記〈1〉 (岩波文庫) (文庫)
私は信心のことはよくわからないが、この物語のひたすら「苦難があって三蔵法師は窮地に陥り猪八戒たちは今一役に立たず結局孫悟空が圧倒的な力で悪をねじ伏せる」という連続の中で、何に心を打たれるって、孫悟空が、いったん師匠に一身を捧げると決めたら全く迷うことが無いところなのだと思うのです。圧倒的な力の誇示や、奔放な言葉の楽しい氾濫も素敵だし、すぐに悪い奴が「ひき肉のようにつぶれる」とかいう強烈な表現にはびっくりするけれど、今時全く流行らない「全く迷いが無い姿」を読み続けたくて、私はページをめくり続けましたね、ホント。
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最強の中国仏教エンターテインメント,
By 碧い空 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 西遊記〈1〉 (岩波文庫) (文庫)
西遊記は岩波少年文庫でもダイジェスト版が出ており、こちらはこちらで非常に読みやすい。まずはこちらを読んで、上級編として文庫本西遊記が適切ではなかろうか?テレビや映画で描かれる西遊記は三蔵法師との出会いから始まり、取経の旅を開始するところからが普通だが、西遊記フアンは悟空の修行時代から天上界での大暴れまでの話を読んでおかないと、フアンととは言えないだろう。 十巻にも渡る大長編なので息切れするような気もしますが、全然そんなことなく一気に読み通せる本です。ですので買うのであれば、一度に全部揃えないと、後悔しますよ。 特に翻訳者の小野氏・中野氏による膨大な注釈は知恵の宝庫で、中国での仏教の実態や、土着思想の道経との兼ね合いを理解することができ、これだけで読み応えのある文章だ。これに物足りなさを感じたら、以降は中野氏が出してる西遊記解説本を入手しよう。 最初は東大の小野氏が翻訳開始し、天帝に呼ばれた以降はお弟子さんの中野氏が途中を引き継ぐ。なにやら取経の旅の日本版を思わせる裏話もかいま見える
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