髪形が少々変わった西田麻衣の待望の新作。前作の「ビーチ・エンジェル」は音楽と映像の美しさを楽しむ作品であり、内容の際どさなどが問われるタイプではなく、どの視点でその作品を買ったのかにより評価は大きく変わると思うが、私には少々食い足りない感じが残った。
そして今回。注目の新作であるが、今作もその前作と同じタイプの作品になっていて個人的には残念だったかな。つまり「Mai Baby」の様な実用性にシフトした作品ではなく、映像の美しさや彼女自身の可愛さを楽しむ作品と言う事である。何個かのチャプターシーン(赤のキャミソールを着て胸を強調しているシーンと最後のバスタブに浸かっているシーンなど)以外は、極めてオーソドックスなポニーキャニオンらしい普通のグラビアアイドル作品の演出、構成になっている。彼女のナレーションが全編に流れ、恋人とデートしているという設定がコンセプトなので、それ故に作品の中では、一人芝居的な事もしている。
彼女の喋りが今までの作品以上に聞けることもあり、過去の純粋なファンなら十分楽しめる内容だと思うが、私の様なデビュー作の「麻衣、はじめまして」から「Mai Baby」に至るまでの彼女が出してきた数多くの作品の素晴らしさに魅了されてきた人間には、今回の作品は残念ながら完全に趣向が合わない作品だった。但し彼女自身は相変わらず素晴らしい身体を維持している事だけは最後に付け加えておきつつ、次作は元の路線に戻ってくれる事を願っております。