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西田幾多郎―生きることと哲学 (岩波新書)
 
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西田幾多郎―生きることと哲学 (岩波新書) [新書]

藤田 正勝
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「私はいつまでも一介の坑夫である」。思考の鉱脈を探して、ひたすら「自ら思索する」ことを、そして「真に生きる」とは何かを追い求めた西田幾多郎。既存の枠組みを徹底して問い直すその哲学は、今なお国内外で新たな思考を啓発し続けている。―西田自身の言葉に「生の脈動」を読みとりつつ、その思索の軌跡へと読者を導く案内の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

藤田 正勝
1949年三重県に生まれる。1978年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1982年ドイツ・ボーフム大学大学院ドクター・コース修了。専攻は、哲学、日本哲学史。京都大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 207ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2007/3/20)
  • ISBN-10: 4004310660
  • ISBN-13: 978-4004310662
  • 発売日: 2007/3/20
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
哲学の道 2007/4/11
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 西田幾太郎というと 京都の「哲学の道」で有名な方だが 著作を読んだことは無かった。名高い「善の研究」も 岩波文庫で20年前に買ったが 全く歯が立たず 放擲していた。そんな中で20年振りに 本書を読んだ所である。

 僕は以上の通り 素人だが 素人にもかなり分かる内容になっている点が本書の親切な部分である。特に前半の「認識論」の部分は 実に面白かった。

 また後半においても 西田が 西洋哲学と東洋哲学を対立するものだけではなく 互いの良い点を取り入れて独創的な哲学を志向していた点には感銘を受けた。勿論 西田の意図したところは そんな平明な話では無いと思うが 素人の僕としては そのように理解することが1番痛切に感じられる読み方であった。

 中年になって哲学が面白いと感じるようになってきた。これを人間的成長と考えると 個人的には快いことも確かだ。哲学は難しいが 考えて見ると「その人の考え方」という極めて普通に我々が扱っているものである。そう考えると 今後も 哲学の道を散歩するように ゆっくりと 色々読んでいきたい。

 そう思った。
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26 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 西田幾多郎の入門書もいくつかある。この本はそれらの中でも最もわかりやすいものだろう。著者は西田の生涯を簡潔に述べたあと、この哲学者のキーポイントとなる項目(純粋経験、芸術、場所、宗教など)について解説を加えている。その糸口に用いられる具体例(森有正の経験論、ジョットー絵画、山頭火の俳句など)がとても的確である。文章も難解に走ることなく、西田の思想を丁寧に読み解いている。

 西田の思想に根底に「深い人生の悲哀」があり、「行為的自己」の苦悩がある、という序章の言葉にひきつけられた。ともすれば、難解というレッテルを貼られがちな西田哲学であるが、その様々な可能性の中に、ヒューマンなぬくもりを秘めていることを知ることができる。

 
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaizen #1殿堂
形式:新書
西田幾多郎の著作は、断片的な理解しかできていなかった。
部分的な引用はよく目にするが、世代の違いからか、いま一歩ピンとこないものがあった。

本書は、全体像を浮き上がらせようとしている点において、参考になる。
新書が専門書への入り口としての役割を果たすという意味で、よい本であろう。
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