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42 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
思わずケーキが食べたくなります,
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レビュー対象商品: 西洋骨董洋菓子店 (1) (Wings comics) (コミック)
ボーイズラブというジャンルがある。BL系とも、やおいとも書かれたりするジャンルがある。 (こういうジャンルが好きな子を腐女子ともいい、となりの801ちゃんという映画がレンタル店でプッシュされていた)もっとコアになると、ボーイズではなくて本物のゲイ小説やゲイ漫画になるが、それよりも年下のよくいって20歳前半くらいまでの男性同士の恋愛がからむような話のジャンルである。一部の女性たちにはなぜかことのほかこのジャンルが妙な引力を発揮するらしく、いまでは書店の一部はこのコーナーに独占されている。 少年同士だったらなんでもいいというわけでは勿論なく,細かいカテゴライズがさらにされていくのだがそれは今回はちょっと割愛させていただく。というのも、今回のマンガにでてくるのは、もう少し上の世代(30代くらい)になるからである。どうしてこんな前ふりをするのかといえば、このマンガの紹介をしていく上でどうしてもそれを黙ってやっていくわけにはいかないからである。 『西洋骨董洋菓子店』 全4巻 よしなが ふみ著 ゲイの要素がずいぶんと強く出ているこのマンガだが、実はテレビで実写ドラマ化されている。椎名桔平、滝沢秀明、藤木直人という三人が主役たちを演じていたらしい。 見ていないのでなんとも言えないが、ゲイの話をかなりの比重でいれてあるマンガなので、このメンバーでゴールデンタイムにテレビドラマ化したなら、かなりアレンジしているのだと思う。だから、タイトルで、このドラマを見たことがあると思った人も別物だと思って読んでもらいたい。 ストーリーは、とある財閥の御曹司の橘という男がアンティークを使ったケーキ屋を始めるところから話は始まる。何か商売をしようと思っていた時に潰れたアンティーク店を見つけたので、それを買い取って彼はケーキ屋にすることを思いつく。ただ、主人公の橘は酒好きで辛党なのでケーキなんてまったく作れないので、日本でもトップクラスのパティシェを雇う事にした。だが、そこに現れたのは高校の卒業式のときに彼のことを好きだと告白してきたクラスメートだった。やむなく彼は、彼と関係をもたないこと、ちょっかいを出さないことを条件にそのパティシェを雇うことにしたのだが、このパティシェが魔性のゲイと呼ばれるほどに魅惑的らしく、採用するバイトがすべておかしなことになっていってしまい長続きしない。 そこに現れたのが、若くして引退した元全日本チャンピオンのボクサー。彼はダイエットが死ぬほどいやだった甘い物に極度に目がない男で(しかもあまり太らない)、一口このパティシェの料理を食べてからは彼を師匠と呼び、本人はまったくのストレートにもかかわらずこの店で無理矢理働き始めた。 かくして三人のメインキャラが出そろう訳だが、このマンガ、かなり面白い。絵がうまいというのも当然あるが、ストーリーが個性的で面白いし、ゲイの描写そのものも男性が読んでもそんなに拒否反応を起こすようなものではなく、一気に読める。 主要人物が出そろったあたりから、それぞれの過去にスポットがあたった話であったり、壁にぶつかったり悩みを克服しようと頑張る話が丁寧に書き込んであって、マンガとしてもかなり完成度が高い。このあたりはさすがにベテランらしい運びで、安定したレベルで作品ができあがっていてどの話もきちんと描きあがっている。だからこそ、ドラマ化もされたのであろうとは思われるが、同性愛のからみの部分はどのように処理をしたのであろうか一度機会があればDVDでも見てみたい。 さて、あとこの話のツボとしてはタイトル通りに洋菓子、ケーキの話が作中にふんだんに盛り込まれているのだが、これが実に美味しそうに描かれている。ビジュアルとしてはそうでもないのだが、説明等を聞いているととにかく美味しそうに感じられる。このマンガをパラパラと読んでいるとかならずケーキが食べたくなること請け合いである。 ということで、樽井的には作品が面白ければゲイが主人公の小説でも、女性同士の百合系のものでも別に差別なく受け入れ楽しめるということでした。ではでは。あー、お酒飲んだ後なのに美味しいケーキが食べたい。
38 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
おとこばっかりのケーキ屋さん-うまい設定です,
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レビュー対象商品: 西洋骨董洋菓子店 (1) (Wings comics) (コミック)
ドラマになったことで、一気にメジャーなった“よしながふみ”。でも、そんなことはいい、まんがは何倍も深くておもしろかったから。誘拐されたことがある男、荒廃した家庭に悩んだ男、孤児院で育った男、みんな幼・少年期に一生消えない傷を持っている。 それでも、人は大人になって、職業を持ち生きていかなけらばならない。うまく人間関係が築けなくても、魔性のゲイになっても、網膜はく離でチャンプの座を捨てなくてはならなくても。 いろいろな人の訪れるケーキ店で、彼らのは居場所を見つけ、明日も新作ケーキを作り続け、立て板に水で説明しつづけ、毎日全部のケーキの味見をしつづけるんだろう。 傷ついた過去が、消えることはなくても、今の仕事や仲間が生きるための力を与えてくれる。ストーリーをかさねていくことで、みごとにそんな気持ちを理解させる、みごとなストーリーテラーである。
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
独特の雰囲気のある料理漫画,
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レビュー対象商品: 西洋骨董洋菓子店 (1) (Wings comics) (コミック)
よしながふみさんを知ったのはこの作品から。見事にハマリました。独特の静の雰囲気・大人な雰囲気がツボ。 台詞が超多いページがあるかと思いきや、全然セリフなしのページが続いたりするのもよしながさんの作品の特徴。 それからこの方はストーリー構成がうまい!場面がいきなり(登場人物の過去などに)切り替わることが多いのだけど、それが絶妙のタイミングなんですよねー。引き込まれます。 正直言うと当初は絵が好みじゃなかったのです。でも全然気にならない!つーかむしろ好きになった。特別絵がうまいという訳ではないと思うのですが、食べ物は美味そうだし男も色気があってかっこいい。女性もとぼけたいい味を出しているんです。 ストーリーは題名通りの西洋骨董洋菓子店「アンティーク」を舞台に繰り広げられます。財閥の息子で何でも人並み以上にこなしてしまう男前(でもオヤジ)の「アンティーク」オーナー・橘、橘の元同級生で魔性のゲイである天才パティシエ・小野、元ボクサーの見習いパティシエ・エイジ、ギャルソンとして働く橘のお目付け役?の大ボケ・千影・・・この4人が中心。 いわゆるBL系の作家さんだとは他の作品を読むまで知らなかったので、誰にでも読みやすいかと思います。
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