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58 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
音楽の楽しみが広がる,
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レビュー対象商品: 西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書) (新書)
いわゆる「クラシック音楽」を聴くのは好きで、専らポピュラーなものを中心にCDなどで楽しんでいる。音楽史については今まで特別の関心がなかったが、偶々、行きつけの書店で「流れを一望」のフレーズを見て本書を読むことになった。
あとがきによると、昨今の音楽史研究における専門分野の細分化に強い苛立ちを覚えて、初心者向けに手軽に音楽史を理解できるような本を作りたいということがきっかけとなったという。この試みは成功していよう。グレオリオ聖歌に始まる西洋音楽がいわゆるクラシックの最盛期を経てシェーンベルク、そして現在に至るまでの流れが、音楽理論の細部にとらわれることなくわかり易くまた、興味深く記述されている。 随所に音楽を理解する上でのお勧めの演奏の紹介もあり、早速何枚かのCDを購入する羽目になった。今まで聴いて来た音楽に対してはより理解が深まり、そして新たに聴いてみたくなる分野の音楽が現れてくること必定である。若い頃にこのような本を読んでいたらと悔やまれる。
25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
クラシックを理論的に考えたい人向け,
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レビュー対象商品: 西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書) (新書)
数十年前の新書のような書名ではあるが、内容は堅苦しくなく、クラシックが好きな人にとって十分に楽しめるものになっている。文章も柔らかくて読みやすい。ブームのさなか、クラシックに関する新書が多数上梓されたが、どういう作曲家についてのどの演奏が良いのか、に終始しており僕などは面食らってしまっていた。「そもそもクラシックとは音楽全般の中でどういう位置を占めるのか?」「バッハとショパン、どちらも好きだけど何かが根本的に違う気がする…。」「夜想曲やマタイ受難曲を凌駕するような新曲が誕生しそうもないのはなぜか?」こういう疑問をすっ飛ばした本の山に苦しんでいたので、明快にそれに答えていく過程が非常に面白かった。特に終章『20世紀に何が起きたのか』は、クラシックが現在置かれている状況を捉える上で大変参考になる。ロマン派音楽(ショパンやワグナー等)の「偉大と呪縛」―一方でポップミュージックという嫡子を産み、他方で前衛音楽という反逆子を産んだ―を言明した本書は、長く読み続けられるだろう。
30 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
社会、時代、文化の流れから見た西洋音楽史,
By もも - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 (中公新書) (新書)
西洋の社会、時代、文化の流れの中からクラシック音楽を捉えている。従来の音楽史では、作曲家列伝のみが強調されていて、それぞれの作曲家の土壌となった社会背景が見過ごされてきた。
この本では、その点を正確に詳細に述べていて、クラシック音楽の大きな流れをつかむことができる。そういった時代の流れの中からクラシック音楽を理解することがぜひ必要であると思う。 そして、現代音楽と呼ばれるものが、今や、サブカルチャーとなっていることも良く理解できた。
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