画集はページを開いて片方に絵画が、もう片方にその絵画の説明がなされているものが多いが、この画集では片方に絵画の全体図と説明が短めに掲載され、空いたもう片方にはその絵画の部分的な拡大図が掲載されている。その為、ページ全体が有効に活用され、良し悪しは人によって判断が異なるが、常の画集にありがちな、「説明文のページが、ほぼ空白」といったことがなくなっている。
真筆かどうか疑わしいものを除いては、なからこの全体図と拡大図とで成立している。
本で絵画を見る事が目的ならば、十分にその役向きの画集であるといえる。
フェルメール以外の画家の作品も掲載されており、その時代や彼の作風を知る助けとなる。
巻末には彼の年表と、集中に使用した語句の解説まであり、なかなか有用な画集である。