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西洋哲学史 (講談社学術文庫)
 
 

西洋哲学史 (講談社学術文庫) [文庫]

今道 友信
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

哲学の勉強に、なぜ西洋哲学史全般の知識が必要なのでしょうか。哲学も学問である以上、勉強の仕方というものがあり、少なくとも哲学で使う概念がどのようなものかを、哲学者たちに教わる必要があります。本書は、一冊で完結する西洋哲学通史として、重要な哲学者の、それも必要不可欠と思われる考えに絞り、古代・中世・近世・近代・現代の区分に従って問題の展開が論理的に理解できるよう書かれています。(著書「まえがき」より)

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、1冊で完結する西洋哲学通史として、重要な哲学者の、それも必要不可欠と思われる考えに絞り、古代・中世・近世・近代・現代の区分に従って問題の展開が論理的に理解できるよう書かれています。

登録情報

  • 文庫: 349ページ
  • 出版社: 講談社 (1987/4/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061587870
  • ISBN-13: 978-4061587878
  • 発売日: 1987/4/28
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ロビン トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 最近ショーペンハウアー、ニーチェ、キルケゴール、プラトン、アリストテレス等ちょこちょこ哲学の本を読んでいるのですが、それらを読んでいる内に西洋哲学全体の流れとそれぞれの哲学者の位置を一応でも把握しないと本に読まれてしまう、という危険を強く感じたので、概説書として本書を読んでみました。

 本書は講演を文章化したものなので、難解な哲学が丁寧な話し言葉で非常に噛み砕いて解説されており、とにかく読みやすいです。浅学にして著者の方を今回初めて知りましたが、数ヶ国語を操る恐るべき学識の持ち主であり原著にもよく当たられているのが読んでいて分かり信頼できましたし、ギリシャ語・ラテン語の哲学用語の起源や意味等の基礎部分を明快にまた丁寧に説明してくださる姿勢も、初学者には有難いです。

 限られた時間内で話をまとめなくてはいけない都合上、本当に要点のみ語られる素人にとってはややマイナーな哲学者もいますが、初学者には簡単な説明で十分だと感じましたし、おそらく読者の関心の高いであろうプラトンやアリストテレス、カント等の哲学者には相応に紙幅が割かれています(カントに関してはそれでも端折ったらしいですが)。 
 他のレヴュアーさんも書かれていますが、本書は<中世は暗黒であったか>や<ヒューマニズムの時代>という風に時代時代の全体的な哲学の背景・雰囲気についても著者独自の見解を交えながら解説されています。中世の<大学>の起源については大学時代に習いましたが、御用学者としてではなく、どんな権威にも縛られずに「命を懸けてもいい、ただ真理に到達したい」という熱い探究心を持って集まった学者達がお金を出し合い経済的に自立した<大学>を作った、という歴史に感動しましたが、本書で改めてそのくだりを読みやはり感銘を受けました。

 途中聞き慣れない哲学者の名前や難しい専門用語はやはり出てきますし、一度読んで完全に西洋哲学史の流れを把握するとはなかなかいきませんが、頑張って何回か読んでいけば基礎的な知識はかなり頭に入ると思います。
 ただ、流れを重視した体系的な哲学史だからか、ショーペンハウアーは扱われません。また、アメリカの超越哲学者エマソンやソローは扱われず、実践哲学者ジョン・デューイは名前のみ記述があります。
 
 本を読むのにある程度慣れている&気になる哲学者の本を数冊読んでいるという位のレベルで、読みやすい概説書を探しているという方には本当にお勧めの本です。
 
  
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dvrm トップ100レビュアー
形式:文庫
 ユダヤ思想やイスラーム思想の著作を読んでいると新プラトン主義をはじめとする西洋哲学の学説が関わっているのが気になり、この著書を読んでみた。

 基本的に西洋哲学概説の類は敬して遠ざけていたのだが、この著書は他のレビュアーさんが仰っていたように古代・中世の内容が厚く、記述も平易で、しかもそれぞれの哲学者が置かれていた歴史状況について逐一説明した後に学説を紹介してくれるので読んでいて飽きないし、理解しやすい。なぜかプラトンやアリストテレスの著作には興味がなかったのだが、好奇心を刺激されたし、お目当ての新プラトン主義についても、哲学史の流れと共に知ることが出来た。他にも名だたる哲学者の業績と時代との関わり、後世への影響がつながりとして語られていて、興味をそそられる。宗教・科学・芸術といった、哲学と同じく世界観・世界把握に関わる分野との関係についても目配りが効いているのがいい。

 哲学の間口を広げてくれる。個々の著作に進むためのターミナルとしてありがたい著作。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
温故知新 2009/12/8
By 法家
形式:文庫
第一人者による平明な話し言葉で
あっという間に哲学史を見渡せる。
現代の記述はかなり薄いが、
古代や中世の記述が充実している。
既に一通り哲学に特有の発想が
わかっている段階で読んでも、
知識の有機的な連関が把握できて
何かと腑に落ちる本だと思う。
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