スタディが好きと言い切る西沢氏。
本書では実作品ではなく、その独特の作品性を連想させる軽やかなスケッチやスタディ模型が多数紹介されています。
中に取り上げられていたクライアント要望で面白いものがあったので紹介。
哲学者の言葉を引用しつつ「柔軟性ではなく可塑性のある家」を希望するというもの。
「従来の家造りに囚われることなく、この場所、この施主としか成立しえない、オリジナルの、創造性に満ちた、どこにもない、革新的な、しかし、どこにでも広がっていくことのできる本質的な家」
抽象的ながらも、非常に面白いコンセプト、一度このようなクライアントに出会ってみたいですね。
と同時に、「雨漏りとメンテにコストがかかるため、陸屋根は不可」と具体的な要望も列記されているのを見ると、何だかホッとします・・・