このアルバムの8曲目に「ジャガー」という曲が収録されているが、これほどすごい曲にはめったにお目にかかれない。当時の西城秀樹はトップアイドルだったので当然のことながら歌う曲もかっこいい曲ばかりだった。だがしかし、かっこよさを追求するあまり、超えてはいけない一線を越えてしまったのがこの曲だ。当時ブリティッシュ・ハードロック(Deep Purple,Led zeppelinなど)が若者たちを魅了していたのかもしれない、その影響のせいかかなり大胆でダイナミックなナンバーに仕上がってはいるものの、気合が空回りしてしまったとしか言いようのない間抜けさを感じてしまう。特筆すべきなのは、間奏のセリフである。吹き出すなんてレベルではない。常軌を逸しているとしか考えられないのだ、死ぬだの生きろだのって。おそらく情熱的な愛を表現したかったのだろうが、あまりにも間違えている。忘れようにも忘れられない1曲である。