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西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫)
 
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西南シルクロードは密林に消える (講談社文庫) [文庫]

高野 秀行
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

中国・成都からビルマ北部~インド・カルカッタまでの古代通商路。それは謎にみちた最古のシルクロードと言われている。
戦後、世界で初めて、この地を陸路で踏破した日本人ノンフィクションライターが見たものは?
ジャングルの自然、少数民族、ゲリラたちと織りなす、スリルとユーモアにあふれる奇想天外な辺境旅日記。

「とんでもないことになった……」
ロマンあふれるはずの旅は予期せぬできごとに次々と遭遇し、脱線し、迷走を深めていった。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

中国四川省の成都を出発し、ビルマ北部を通って、最後にはインドへ―幻の西南シルクロードに挑む著者の前には、圧倒的なジャングルと反政府少数民族ゲリラの支配する世界屈指の秘境がたちふさがっていた。混迷と困難を極める旅なのに、これほど笑えるのはなぜか。究極のエンタメ・ノンフィクションついに登場。

登録情報

  • 文庫: 552ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/11/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062765012
  • ISBN-13: 978-4062765015
  • 発売日: 2009/11/13
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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By 糸音 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
「ビルマ・アヘン王国潜入記」でビルマのゲリラと生活を共にした著者の新たなるビルマものである。今回は長途の行軍である。中国からインドまで主にカチンとナガというゲリラの力を借りて陸路で旅をする冒険行。今回もまた並人にはできない体験の連続である。

ビルマの辺境山中のゲリラ、カチン。
そこはかとなくほのぼのとした雰囲気が感じられる交流の数々である。勿論、中国国境越えやジャングル行軍など危険や苦労は山のように襲いかかってくるが、「なんとかなるさ」というような空気も漂う。カチンの人々のメンタリティの表れであろうか。著者も苦難をともにするうちに親密感や連帯感を感じるようになる。

かたやナガではまた別のかたちの反政府ゲリラのあり方を見ることになる。
ビルのナガとインドのナガは殆ど別の存在である。前世紀の存在ともいえるビルマのナガと今世紀の影響を強く受けるインドのナガ。ゲリラのあり方にすらそれぞれの国力が反映しているとは驚きである。ゲリラの内部闘争やインド政府との関係など、未開の部族といわれるナガの方がカチンよりよほど現代の情勢と強く関連しているのは意外の感がある。著者はナガの人々にも世話になり、交流はするがカチン程の親密さは感じていないようである。やはり苦労を共にしたという印象が薄いからであろうか。

本書の題名は「西南シルクロードは密林に消える」である。ページを進めるうちに次第に西南シルクロードについての記述は減ってくるのであるが、題名はあえて西南シルクロードと冠している。ではどこにどのように消えたのか。エピローグに語られる題名にかけた思いはなかなかしゃれたものである。
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Lehman Packer トップ1000レビュアー
形式:文庫
 この作品は高野氏の作家人生を象徴しているようだ。

 最近、拙レビューで高野氏の偉業を称え、「マリアナ海溝の最深部にトンネルを掘るようなディープでアレな偉業」と書いた。
 その偉業に臨む事は困難と見られ、デビュー後20年たつも、未だその後を追う者は現れない。高野氏の前に道は無く、高野氏が切開いた道はいずれまた密林に埋もれ行く運命のようである。

 さて、本書の出だしだが、歳のせいか、高野氏ややうん蓄が増えた気がする。しかし心配ご無用、国境を超えればいつもの通り。元々ひびだらけの計画はあっさり砕け散り、そのあとに筋書きの無いドラマが始まる。
 ストーリーを盛上げるバイプレイヤーも多彩である。本書の場合、多くの方々がバケツリレーのように高野氏を送り続けるため、出演者も途中で代わり続ける。
 その中でも、英語に堪能なエリート軍曹ゾウ・リップ氏は通訳として一番長く高野氏と同行する。彼は一見堅物に見えて“ナッ”(精霊)が絡むと結構味のあるセリフを吐く。
 その他の主な登場人物を以下にあげる。

・ 驚嘆するような行軍を無邪気に語る、夢見る女性ゲリラのカン・プンさん。
・ 高野氏の危機をホラでかわし、駄目ならさらに大きなホラを吹き、それでも駄目なら…中略…、遂に高野氏を窮地から救出したラ・セン中尉。
・ 巨体に似合わぬ忍び足で、しかも人間よりゆっくりと高野氏を運ぶゾウ。
・ 齢30にして既に軍歴十うん年、枯れた味わいながら、食料調達では歴戦の猛者ぶりを発揮するトン・ノン少尉。
・ 酒と女が大好きで、人間としては尊敬出来ないが、男としては崇め奉ってしまうエピキュリ大尉。
・ そして、巧みなバケツリレーで国境を越え、高野氏をカルカッタまで送り届けるナガの人々。

 幾つもの出会いと分かれ、そして涙の再会。このまま感動的なハッピーエンドに向うかと思わせつつ、そうは行かないのは皆様の御想像の通りである。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「もうひとつのシルクロード」という歴史と文化とロマンの香りあふれるドキュメント・・・ではまったくないところが面白い。あくまでも人間臭い登場人物たち。小説で書こうとしても作り出せないような奇想天外な出来事の連続。

筆者の旅は、汗と泥と疲労と徒労に満ちている。でも、それにもかかわらず、どこかあたたかくゆるやかでたのしい気配が漂う。身体と感情の丸ごとの交流を通して、癒し(=流行の気持ちいい「癒し」ではなく)と再生の旅となったことが伝わってきた。

カチン族、ナガランドなど、知らなかった人たちや土地が、息づいて生々しく感じられ、自分も旅をした気分になった。

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投稿日: 12か月前 投稿者: あじあちっく
面白い!
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投稿日: 18か月前 投稿者: noeljk
ワクワクが募る
中国・四川から雲南を経て,ビルマ(ミャンマー)北部の山岳地帯を通りインドに抜けるという無茶なルートを,現地の少数民族(ゲリラ軍)に頼って成し遂げるという無茶な本。... 続きを読む
投稿日: 2009/12/17 投稿者: ブルースカイ
文庫版へのあとがきもすごい!
西南シルクロードは中国の西南部を通る西方との交易路で、いわゆるシルクロード(北方ルート)を開拓した漢の張騫(ちょうけん)が、行った先のアフガニスタンで四川原産の布... 続きを読む
投稿日: 2009/11/23 投稿者: 寝不足猫
貴重な本!
この本の原動力となったのは引きこもり脱出を賭けた著者の大バクチだった様ですが、そのパワーなるや、すごい!... 続きを読む
投稿日: 2009/5/1 投稿者: あみんご
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投稿日: 2005/1/9 投稿者: orion
最高のエンターテイメント!
今年もっとも引き込まれた一冊。

スリル、ユーモア、新しい知見。
読書する楽しみをこれほど豊かに満たしてくれる... 続きを読む

投稿日: 2004/12/21 投稿者: アジケト
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来年からNHKがシルクロードを取り上げた特集を組むそうだが、ぜひこの西南シルクロードも取り上げて欲しい。... 続きを読む
投稿日: 2004/12/18 投稿者: "kobaya-c"
密林劇場への片道切符
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「玄奘法師はどうして南でなく北へ行ったのだろう?」という疑問から読んだ1冊。答えは、この本の密林の中にあった。... 続きを読む
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